見知らぬ人をポジティブに思うワーク①

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みなさん、こんにちは。

前回まで、ネガティブに思っても仕方ないと割り切ることをご紹介しました。

でも何か引っかかりませんか?
ほめ達(特に認定講師)なら、それを超えたいですよね。
ドラゴンボールでいう「スーパーサイヤ人の限界を超える」みたいな。

ということで、今回は僕がほめ達認定講師になって開発したワークをご紹介します。
それが、「見知らぬ人をポジティブに思うワーク」です。
人の価値を発見するものですね。今回は知り合いではなく見知らぬ人というのがポイントです。

それでは、今回もよろしくお願いします。

ウザいなぁ、うるさいなぁ・・

人間には防衛本能があります。そのため、見知らぬ人を見るとポジティブな部分より、「言動がウザい」、「声が大きくてうるさい」など、ネガティブな部分を優先して見てしまいます

ダメ出しは本能」なのです。人の粗探しばかりしてしまう、ダメ出しばかりしてしまう。これは仕方ないことなのです
それに逆らおうとすると認知的不協和が起きてしまうため、2倍返し、3倍返しとなってメンタルにダメージを与えてきます。それが「よくわからないけど何かイライラする」という状態につながっていきます

みなさんも他の人、特に電車の中や街中にいる見知らぬ人を見ると、声が大きい、イヤホンからの音漏れ、車内での通話、距離が近すぎ、ぶつかったなど、嫌な部分に反応してしまい、「ウザいなぁ」とか「うるさいなぁ」などとネガティブな思いが出たことはありませんか?

え?しょっちゅう出てるって?

大丈夫です。そんな方にこそ、今回のワークを実践していただきたいと思います。

ラベルを貼りたがる(ステレオタイプ)

ワークの説明の前に、人間にはすぐにレッテルを貼る、自己判断で決めつける心理があることを説明いたします。いわゆる「ラベル貼り、ステレオタイプ」というやつです。

すぐ当てはめたくなる心理の背景には、人間が複雑な情報を処理しようとする際の思考の偏りや、不安を解消しようとする心理が働いています。
人間は未知のものを理解するために、過去の経験や知識に基づいて「あの人は〇〇タイプ、これはこういうもの」とカテゴリー化(レッテル貼り)をし、素早く理解しようとします
そして、確証バイアスとして、自分が「こうだ」と思い込んだ情報だけを集め、反対の情報を無視する傾向があります。こうすることで不安の解消しています

分からないことや不確実な状況はストレスになります。とりあえず何かに当てはめてラベルを貼ることで、状況を把握できたと誤解し、安心感を得ようとします。人間には防衛本能があるため、ネガティブな方向でカテゴリー化(レッテル貼り)をし、相手を素早く理解し、安心感を得ようようとします

財務会計でいう「リスク=振れ幅」があると、人間は不安で落ち着きません。だから「こいつはこうだ!」とラベルを貼って、そのリスクから解放したいと考えます。
そしてラベルしか見なくなります。

人や物事は常に多面体

私たちが見ているものというのは、現実のうちのほんの一部であって、すべてではありません。見えていないけど存在するものもあります
人やものごとは常に多面体です。あなたがマイナスに見えたことでも、必ずその横にプラスの要素が隠れています

ほめ達は、プラスの部分を見つけ、そこに光を当てられる人です。まずプラスの部分を探し、認めた上で、プラスの部分を踏まえた伝え方ができる人が、ほめ達です

しかし、人間は「見えていないけれど存在する」とは思えません。「見えていないものは存在すらしない」と思ってしまいます。だから簡単に「こいつはダメ」などとネガティブな方向で決めつけてしまいます

このように、人間には相手のことを狭く見て、「この人はこういう人だ」とネガティブな方向のラベルを貼って安心したがる心理があります。それが、見知らぬ人に対して「ウザいなぁ、うるさいなぁ」と思いやすくなってしまうカラクリです

ネガティブなラベルは大抵が思い過ごし

でも冷静に考えてみてください。見知らぬ人に対してあなたが思ったネガティブな思いが確かなものなら、世の中トラブルだらけになりませんか?

多くの人が同じようにウザいと思っているなら、大声で「うるさい」と思っているのなら、誰かしら注意してトラブルになると思います。毎回、電車の中や駅の中でトラブルが起きて車掌や運転士、駅員はてんてこ舞いのはずです。「お客様トラブル」で毎日のように非常ボタンが扱われ、毎日のように遅延しているはずです。
カフェやレストランでもいいです。うるさい人がいて、多くの人が「うるさい」と思っているなら、「あいつらを静かにさせろ!」というクレームばかり入ると思います。店員はそのクレーム対応に毎日のように追われていないとおかしいです。

でもそうはなっていませんよね。
つまり、見知らぬ人に対してあなたが思ったネガティブな思いというのは、確かなものではないのです。言い方は悪いですが、「それってあなたの感想ですよね?」であって、みんなが同じように思っているわけではありません。下手をすると少数派かもしれません。

確かに、神経質な人や視野が広い人なら「ウザいなぁ」とか「うるさいなぁ」と思いやすいです。しかし、神経質な人や視野が広い人はむしろ少数派で、多数の人はそんなものほとんど気にしていないし、視界にも入っていません。だから「ウザいなぁ」とか「うるさいなぁ」などネガティブに思うことはありません

価値観の違いが不快になる

ところで、「うざいなぁ」などのネガティブな思いが出てくるのは、相手の言動や価値観、意見が自分には受け入れられず、不快に思うからです

先ほども述べましたとおり、ダメ出しは本能です。人間には防衛本能があります。なので、これに「逆らう」のは無理です。

そこで、今回のワークは防衛本能に対して「逆らう」のではなく「ピン留め→自動的にポジティブに思う」の2段階の工程で臨んでいきます。

ピン留めって何のこと?

それは次回見ていきます。お楽しみに

リフレーミングのように「捉え方を変える」ということもできますが、これも結局はダメ出しという本能に逆らっている(ネガティブな思いを力で押さえつけている)ことになります。以前述べました認知的不協和がモロに働いてしまいます。

実は、他人との価値観や意見の違い(それが表れての言動の違い)は、絶望ではなくむしろ希望です。自分に新たな価値観を教えてくれるものであり、それによりアイデアの量が増えるし、自分の幅を広げてくれるものです。
その「違い」を希望と思い、認め、最大限活用できる人がほめ達です。

だからこそ必要なこのワーク

神経質な人や視野が広い人はもちろん、そうでない人でも「ウザいなぁ」、「うるさいなぁ」と思いやすい人なら、ぜひ今回のワークを実践してみてください。

詳しいやり方は次回述べますが、このワークを実践し、そのトレーニングを続けていくと、見知らぬ人に対してもほめることができます。「ウザいなぁ」や「うるさいなぁ」より先にポジティブな思いが出てきます。もちろん実際に当人に言う必要はありませんが、頭の中でのその人に対する捉え方がネガティブなものからポジティブなものに変わります
そうなると、ストレスがかなり軽減され、結果として職場の方や家族にも穏やかな対応ができるようになりますので、ぜひ今回のワークを実践していただけたらと思います。

今回はここまでにします。今回はワークの前提となる心理を紹介しましたが、次回はいよいよワークの具体的な中身を説明していきます。

今回もありがとうございました。