みなさん、こんにちは。
今回はほめ達の神髄に関わってくるような話をします。
ほめ達にとって、ポジティブなことを言う(思う)ことよりも重要なことについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
ほめ達は価値発見の達人
「ほめ達だから、とにかく良いことを言わなければいけない。」
そんなふうに思ったことはありませんか?
これはほめ達が誰もが1度はぶつかる疑問です。
実は、ほめ達のスキルを伸ばしたいなら、「良いことを言う」ことよりも先に意識したいことがあります。
それは、
「価値を発見すること」
です。
ほめ達は単なるポジティブシンキングではありません。
また、無理やり相手を持ち上げたり、お世辞を言ったりすることでもありません。
ほめ達とは、人やモノ、出来事の中にある価値を見つけて伝えることができる人です。
そして、この「価値を発見する力」が高まるほど、ほめる力だけでなく、メンタルやコミュニケーション力も自然と向上していきます。
例えばこんな場面
例えば、仕事でミスをした部下がいたとします。
「大丈夫、大丈夫!」
と励ますこともできます。
もちろん、それが必要な場面もあるでしょう。
しかし、これだとただポジティブな返答をしただけです。

価値を発見する視点で見ると、
「このミスのおかげで業務フローの弱点が見つかった」
「報告が早かったので被害が最小限で済んだ」
「同じミスを繰り返さない仕組みを作るきっかけになった」
という見方もできます。
これは単なるポジティブ変換(前向きな言い換え)ではありません。
実際に存在している価値を見つけているのです。

すべての出来事は必然・必要・ベスト
ほめ達では、
「すべての出来事は必然・必要・ベスト」
という考え方があります。
この言葉だけを見ると、「何でもポジティブに考えましょう」という意味に聞こえるかもしれません。
しかし本質は違います。
出来事そのものが良いか悪いかを判断する前に、「この出来事にはどんな価値があるだろう?」と問いかける習慣を持つことです。
そして、価値を探すクセが身につくと、メンタルにも大きな変化が起きます。

私たちは嫌な出来事が起きると、ついマイナス面ばかりに意識が向きます。
「なんでこんなことが起きたんだ」
「最悪だ」
「ツイていない」
そんな言葉が頭に浮かぶこともあるでしょう。
しかし、その瞬間に「この出来事の価値は何だろう?」と考える習慣がある人は、感情に飲み込まれにくくなります。
問題を否定するのではなく、価値を探す方向へ意識を向けられるからです。
これはストレス耐性にもつながります。

また、コミュニケーションにも大きな効果があります。
なぜなら、人は評価されるよりも理解されることを求めているからです。
例えば、「すごいですね!」という言葉だけでは、相手は嬉しい反面、どこがすごいのか分からないことがあります。
しかし、「最後までやり切る継続力が素晴らしいですね」、「そこまで丁寧に準備できるところがすごいですね」、「周囲への気配りが自然にできていますね」などと価値を発見して伝えられると、相手は「ちゃんと見てくれているんだ」と感じます。
これが信頼関係につながります。
つまり、ほめ達のコミュニケーションとは、良い言葉のテクニックではなく、価値発見力そのものなのです。
価値判断力を高める方法
では、どうすれば価値発見力は高まるのでしょうか。
おすすめは、日常の中で価値探しの練習をすることです。
例えば通勤中。
「電車が遅れている」という出来事があったとします。
そのとき、「最悪だ」で終わるのではなく、
「考え事をする時間ができた」
「読書が進む」
「安全確認を徹底してくれている証拠かもしれない」
など、価値を探してみる。
また、これは人に対しても同じです。
「話が長い人」なら、「それだけ伝えたい思いが強い人」かもしれません。
「細かい人」なら、「品質へのこだわりがある人」かもしれません。
「慎重な人」なら、「リスク管理ができる人」かもしれません。
もちろん、すべてを無理に肯定する必要はありません。
大切なのは、欠点や問題点だけを見るのではなく、その奥にある価値にも目を向けることです。
価値発見の習慣が身につくと、世界の見え方が変わります。
人を見る目が変わります。そして、自分を見る目も変わります。
失敗した自分を責める代わりに、「この経験から何を学べるだろう?」と考えられるようになります。
だからこそ、ほめ達のスキルを使う際は、「うまいほめ言葉を言おう」とするよりも、「価値を発見しよう」を意識してみてください。
良いことを言おうとすると言葉が苦しくなります。でも、価値を見つけようとすると視野が広がります。
ほめ言葉は、その結果として自然に出てくるものです。
ほめることは、良い言葉を探す技術ではありません。価値を発見する力を磨き、その価値を相手に届ける生き方です。
まずは今日一日、身の回りの出来事や出会う人に対して、「この中にはどんな価値があるだろう?」という問いを持ってみてください。きっと昨日とは少し違う景色が見えてくるはずです。
今回はほめ達の神髄として、ポジティブなことよりも「価値発見」を意識することについて述べていきました。
今回もありがとうございました。