診断士のマーケティング戦略

診断士キャリア/
  1. ホーム
  2. 診断士キャリア
  3. 診断士のマーケティング戦略

みなさん、こんにちは。

今回は診断士がやるべきマーケティング戦略について見ていきます。

診断士で言うなら、マーケティング戦略は企業経営理論で習っていますし、2次試験でも事例Ⅱがマーケティング戦略の事例ですので、診断士のみなさんにとってお馴染みだと思います。しかし、ご自身のマーケティング戦略をしていない方が多く、それはもったいないです。

いくらキャリアの方向性を構築しても、顧客や他の診断士などに自分の存在や価値を認知してもらえないと、必要なときに自分を思い出してもらえず、仕事などの獲得にはつながりません

そのため、自分の存在や価値を認知し、必要なときに自分のことを思い出しやすくするためのマーケティング戦略が必要になります

そこで、今回は診断士のマーケティング戦略を見ていきます。よろしくお願いします。

誰に、何を、どのように、効果

マーケティング戦略と言えば、「誰に、何を、どのように、効果」ですよね。

「誰に」はあなたが活躍するフィールドにいる顧客、「何を」はあなたができること(やりたいこと)、「どのように」は強みやブランドを活かすこと、「効果」はLTV系のことになります

いや、でもそんな急にマーケティング戦略なんて立てられないでしょ?

実はここまでの内容ができていれば、マーケティングの「誰に、何を、どのように、効果」は自動的にできています

ここまでのキャリア分析によって、ナンバーワン、オンリーワンになり、営業しなくても顧客のほうから勝手にやってくる独占市場・ブルーオーシャンを見つけていますよね。この独占市場・ブルーオーシャンに来る客が自動的にあなたの顧客(ターゲット、誰に)になります

また、強みを複数組み合わせたものが「どのように」になり、それによるサービスが「何を」になり、効果として長期継続顧客獲得や口コミによる新規顧客獲得になります

そうです。わざわざマーケティング戦略を考える必要はなく、ここまでのキャリア分析ができていると自動的に当てはめるだけでマーケティング戦略ができます。

マーケティングの4P

他にマーケティング戦略で意識すべきなのが、マーケティングの4Pですよね。

価格戦略:基本的には「高い」=高付加価値での差別化路線

チャネル戦略:対面、オンラインの他に、人脈・ネットワークも該当

製品戦略:あなたができること(やりたいこと)。「何でもやります」はダメ

プロモーション戦略:広告、パブリシティ、人的販売、販売促進。特に広告がポイント

プロモーション戦略の広告については、ブログやSNS、YouTubeへの投稿、自分のホームページの作成などがありますね。頻繁に投稿すること、知り合いに対しては定期的連絡をすることが効果的です

なお、具体的な広告の方法などは士業向けのマーケティングの本を読んでみてもいいかもしれません。かなり詳しく書かれていますよ。

販売促進は双方向のコミュニケーション(ニーズの把握→最適なプランを立てる→個別提案)のスキルを高めることが重要です!

積極的に情報発信する

キャリア分析ができたら、ぜひ強みや取り組み、やりたいことと一緒に積極的に情報発信してみてください

FacebookやLINEでの発信のほか、イベントなどでアピールするのもいいですね(但し、目立ちたがりの出しゃばりにはならないようにしてください)。もちろん成果をアピールするのもいいですね。確かな成果はブランドを強化してくれます

ただし、アピールと言っても目立ちたがりの出しゃばりのようにならないでください。また、自慢のような形や他の人の劣等感を煽るような形でアピールすることは避けましょう。

これは中小企業白書・小規模企業白書でも主張しています。特に小規模企業になるほど強みや売り、取り組みなどを積極的に情報発信してアピールしてほしいというのが国の本音です。

診断士もどんどんアピールして他人に認知してもらい、人脈やネットワーク、仕事につなげていきましょう

「私はこれが得意、私はこれがやりたい」と周囲の人に知られているほど、自分のことを思い浮かべてもらい、仕事が集まってきます。これにより、営業をしなくても営業しているのと同じ効果をもたらすようになります。これがプロモーション戦略の理想です。

「これできます、これがやりたい」と言うのはOKですが、「仕事がないので仕事ください」と言うのは先日見た暇人と思われるリスクがあります。暇人と思われると性格や仕事の質など何らかの品質的な問題があると思われてしまいます。

今回は診断士のマーケティング戦略について見ていきました。ぜひ、ご自身なりに効果的なマーケティング戦略を行ってみてください。

今回もありがとうございました。