みなさん、こんにちは。
今回は仲間を作ることについて説明いたします。
この前、初対面の際に印象に残りやすくするためのコツをご紹介しました。それができるようになると、相手との人脈・ネットワークが構築しやすくなるので、仲間もどんどん作ることができます。
逆に、この記事を見ている方の中には受験生時代に1人でやってきた方もいらっしゃると思います。しかし、診断士に合格したら「仲間」の重要性が非常に大きくなります。今回はそれについて見ていきます。
それでは、よろしくお願いします。
診断士は仲間がいてナンボ
先ほども述べましたが、合格後は仲間の重要性が非常に大きくなります。
診断士は様々な仲間から仕事を紹介してもらうこともありますし、仲間と一緒にチームを組んで仕事をすることもあります。1人で何から何まですべてこなせるということは、診断士の世界ではほぼありません。必ずどこかで他人が関わってきます。
僕も診断士試験に合格してからここまで、コンサルや執筆、教材作成など様々な仕事をいただきましたが、すべて「他の人からの紹介」です。たくさんの仲間を作っているからこそ得られたものだと思っています。
独占業務のある税理士や弁護士ですら、今の時代は1人で仕事を獲得できるものではなくなってきています。先輩や知り合いの紹介で仕事をもらうことが多くなってきています。独占業務のない診断士なら尚更です。一匹狼では診断士として活動できません。そのため、今のうちから仲間を作ろうと意識することはやっておいてもいいかと思います。

「ふっ!俺は天涯孤独の一匹狼さ」では診断士の世界は生きていけないです
「ライバル」ではあるけど「仲間」でもある
ライバルは「仲間」と捉えたほうがいいです。
ライバルを「敵・脅威」と思うのか「仲間・味方」と思うのかで、診断士としての活躍度合いも違ってくると思います。少なくとも、僕は受験生時代にはTAC名古屋校の他の受験生を「仲間」と思っていましたし、合格後の今は先輩を含む他の診断士を「仲間」と思っています。
確かに、得意分野や活躍するフィールドが被っていると、自分の脅威になるような人もいるでしょう。戦略論で言う「競争に巻き込まれる」というやつですね。例えば僕は名古屋の仲間もたくさんいるのでよく聞くことですが、名古屋では「製造業に強い診断士」は競争が激しくレッドオーシャンのようになっているのは確かです。
しかし、こういう競争が激しい中でも多くの仕事をもらえている人は人間的に魅力があります。人間的な魅力は差別化要素になります。
具体的には、「ライバルだけど中小企業や地域を盛り上げるために頑張る仲間でもある」と捉えている人のほうが人間としての魅力があるためか、多くの「仲間」が寄ってきます。
つまり、ライバルの健闘を称えることができる人、ライバルが良い結果を出したら惜しみない拍手を送れる人のほうが、ネットワーク・人脈が広がりやすいです。先輩やキーマンに気に入られるため、様々なイベントやプロジェクトにも呼ばれますし、仕事の紹介や獲得にもつながりやすくなります。
スピリチュアル的なことかもしれませんが、ライバルを「仲間」と捉えている人のほうが幸運が巡ってきやすいです。「引き寄せの法則」ってやつですね。そのため、「他の診断士はライバルだけど仲間でもある」と思っていきましょう。
仲間を作る際の留意点
「仲間を作る」と言って勘違いしてはいけないことが、手下・家来・しもべ・部下のような意味合いにしないことです。
特に年齢が上の方で他の診断士のことをこのように捉えてしまう方がたまにいらっしゃいます。診断士では、どちらかが上で、どちらかが下という関係性ではありません。「先輩・後輩」の関係性はあっても「上司・部下」の関係性はありません。
仲間は桃太郎のお供のようなものではありません。水族館のイルカのような「調教をするもの」でもありません。あくまで「対等な関係」ということを意識しましょう。
対等な関係を意識するためのカギを握るのが、「謙虚さ」や「相手への敬意・感謝・尊重・労をねぎらう気持ち」です。僕はこれまで散々「仲間、仲間」と言ってきましたが、僕の中には他の診断士への敬意・感謝・尊重・労をねぎらう気持ちがあります。そしてそれが「謙虚な態度」になります。
例えば僕は相手が何かしてくれたらすぐに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えています。そして、相手への敬意や労をねぎらう気持ちから相手の意見を尊重し、たとえ自分の意見と違っていたとしても相手を否定することはもしません。
このような気持ちや謙虚な態度をもたないと、「他の診断士を下に見てしまう」ということになってしまいます。こうなると「仲間、仲間」と言っても他人からは見透かされてしまいます。
今回は仲間について見ていきました。
今回もありがとうございました。