みなさん、こんにちは。
今回は診断士としてのプロ野球の見方についてのご提案です。
前回、診断士はあまり野球の話はしないと述べました。ビジネス的にタブーだから、ファンやマスコミが現実を見ていないから、煽り動画などがウザいから、中長期的に見ることができないから、というのがその理由でした。
でもプロ野球の話はアイスブレイクとしての雑談では定番ですよね。なので、プロ野球の話を丸ごと禁止にするのはもったいないです。
そこで、今回から3回に分けて、診断士としてのプロ野球との付き合い方についてご提案します。
と言っても、価値観は人それぞれなので、「これがいい、あれは悪い」ということではありません。あくまで1人の意見として聞いていただけたらと思います。
それでは、よろしくお願いします。
「この球団のファンです」の路線は危険
普通の社会人なら「俺はこの球団のファンだ」と言うことがプラスになることもあります。例えば同じ阪神ファン同士だとわかれば相手(会社の人や取引先の人)と仲良くなれ、コミュニケーションや仕事に有利に働くこともあります。
しかし、相手が巨人ファンだとどうでしょうか?嫌悪感を示しても不思議ではありませんし、コミュニケーションや仕事上のトラブルにつながる可能性が出てきますよね。
また、同じ阪神ファンどうしだとしても、応援のスタイルやチームの方針に関する意見が異なっていて論争になることもありますし、阪神が負けた翌日に機嫌が悪くなる方もいます(そういうの、よく聞きますよね)。
だから一般的にビジネスではプロ野球の話はタブーとされているわけです。
もちろんこれは対面で言うだけでなく、SNSでの投稿も同様です。
プロ野球の贔屓チームは人によって異なります。そのため、Facebookなどで「この球団(チーム)のファンです」と宣言、もしくはそれを匂わす投稿をしていると、相手が不快に思う可能性があります。こういう方がたまにいらっしゃいます。
また、「今日は阪神勝ったぞ!万歳!」など試合結果を感想付きで投稿する方もいらっしゃいます。そうするとどうでしょうか?そのチームと対戦して負けたチームのファンはあまり良い気がしません。「こいつ、ウザいわ」と判断されてしまうこともあるでしょう。そのため、こういう投稿をされている方は危ないです。
診断士どうしでも同様
これは診断士どうしのつながりでも同様です。例えば阪神ファンの診断士が知り合って仲良くしようとしていた診断士が巨人ファンだったら、胸中は複雑です。そうすると、本来なら「親友」までいけたはずなのが「友人」レベルで止まってしまい、診断士の仕事の紹介なども来にくくなってしまいます。
だからこそ、診断士も普通はプロ野球の話をしないのです。
野球の結果の勝ち負けなど、一喜一憂が自分と相手との間に出てきてしまうと、せっかく診断士として知り合ってこれから関係性を深められると思っていたところに、野球という要素が入ってしまい、関係性を深められなくなりこともあります。これは非常にもったいないですよね。
SNSの投稿でも対面でも、自身の贔屓チームを話したり匂わせたりすると、相手は「この人はこのチームのファンなのか。なんだ。俺と合わないな」と感じて距離を取られてしまうリスクがあることを念頭におきましょう。
これと同様の趣旨で、政治のスタンスについてもFacebookでの投稿は避けたほうがいいかと思います。支持政党や政治的な考え方の違いも野球の贔屓チームと同様に異なります。もちろん選挙の当日や期日前に「選挙に行ってきました」くらいの投稿なら良いのですが、政治家とのツーショット写真の投稿や、「この政治家の演説に行ってきました」との投稿、特定の政党の政策や演説などの広告は避けたほうが無難です。
野球の話をしてもセーフなケース
プロ野球の話や投稿をして、そこまで問題にならないケースもあります。
それは地元、もしくは居住地、勤務地の球団の話を「ごく稀に」する場合です。
例えば北海道が地元の人が北海道日本ハムファイターズの話をするならOKでしょう。
福岡に住んでいる方が福岡ソフトバンクホークスの話をするのもOKです。
名古屋に勤務されている方が中日ドラゴンズの試合を見に行った話をするのもOKです。
「そりゃこの人ならここに住んでいるからな」とか「ここで働いているから仕事の付き合いで行ったのかな」などと相手が感じてくれればOKです。
ただし、カッコ書きでも書いたように「ごく稀に」です。開幕をした際や優勝・日本一が決まったとき、試合観戦をしたときに出すくらいにして、それ以外では出さないほうがいいです。シーズン中はFacebookが野球の投稿ばかりになると、警戒されて他の人から距離を置かれてしまいます。
また、話すなら試合結果については止めておいたほうがいいです。ファンとしての感想も書かないほうがいいです。勝った場合は相手球団のファンの人を侮辱しているようにも捉えられてしまいますし、負けた場合は自分と同じ贔屓チームのファンにネガティブな話を聞かせることになってしまいます。どちらにしても、診断士はネガティブな話はNGです(三大態度の1つです)。

診断士はポジティブ・楽しい・謙虚、でしたね
メジャーリーグは日本人だと贔屓のチームがそこまでない方が多いですし、マスコミが大谷選手を中心にこれでもかというほど取り上げているので、基本的には話をしてOKです。
ここまで、プロ野球の贔屓チームの宣言や匂わす話はしない、投稿も基本的にはしないことを述べていきました。
今回もありがとうございました。