お爺ちゃん診断士こそ謙虚に

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みなさん、こんにちは。
前回は若い女性診断士のことを取り上げましたが、今回はその真逆の「高齢の男性診断士」、つまり「お爺ちゃん診断士」について取り上げたいと思います。

それでは、今回もよろしくお願いします。

大きい態度はNG

お爺ちゃん診断士を語る上での最大のポイントは、三大態度のうちの「謙虚」です。やはり、年齢が下の人に対する接し方が懸念点になる方が多いです。

僕は大人数が参加するイベントの受付をやったことがあるのですが、そのイベントにはお爺ちゃん診断士の方も多く参加されていました。
その中でタメ口で話しているお爺ちゃん診断士や、ポケットに手を入れているお爺ちゃん診断士の方が何人かいらっしゃいました(3人に1人くらいの割合だったと思います)

やはり、初対面の人に対してタメ口で話したり、ポケットに手を入れていたりすると態度が大きく見えてしまい、相手には謙虚さがないように映ります

確かに、ポケットに手を入れているのは手が麻痺しているなど病気の可能性もありますが、初対面の人にはそれは伝わりません。

さすがにタメ口はないですが、お爺ちゃんではない男性診断士もポケットに手を入れている方がいらっしゃいました。お爺ちゃん診断士なら年齢が上だから許される一面もありますが、若い人でそれをやっていると完全にアウトです。

タメ口で接するのは危険

これは50代以上の方なら当てはまることですが、上記のとおり初対面の人にタメ口で接する方がたまにいると思います。

みなさんも店員や担当者にタメ口で話している高齢男性(女性の場合もたまにあります)を見かけたことがあると思いますし、もしかしたらご自身がそうかもしれないと思った方もいらっしゃるかもしれません。

タメ口でクレームを言うのはもちろんNGですが、そうでない場合(例えば店員や担当者に問い合わせをする場合、他の人と話す場合など)でも、初対面の人にタメ口で話すことは控えたほうがいいと思います。
なぜなら、タメ口で接すると上から目線で傲慢な態度のように見えてしまうからです。いつ怒ってくるかわからないと思われ、相手に警戒されてしまいます。また、「育ちが悪い、自分勝手、謙虚さがない」とも思われてしまいます。

活躍する診断士は何年経っても謙虚さをなくしていません。たとえ自分より年下の人を相手にしても敬語を使います

先輩だけど年下の診断士の扱い

お爺ちゃん診断士にとって頭を悩ませるのが、「先輩だけど年下の診断士」への扱いです。

診断士の先輩後輩の関係性は、年齢ではなく診断士の年数で決まります。そのため、診断士として新人や2〜3年目のお爺ちゃん診断士だと「年齢は自分のほうが上だけど診断士としては後輩」という状況になりやすいです。つまり、お爺ちゃん診断士からすると「先輩だけど年下の診断士」への扱いがポイントになります

このとき、そういう自分より年下の先輩診断士に対して大きな態度を取ったり攻撃的な発見をしたりするお爺ちゃん診断士がいらっしゃいます。以前にも述べましたが、これは診断士としてNGです。

老後の拠り所になりやすい

お爺ちゃん診断士だと本業の企業を定年退職している方が多く、その場合は定年後の再雇用で働いているか、年金暮らしで仕事をしていない(=事実上の独立診断士)かのどちらかになっていると思います。

前者ならまだいいのですが、後者の場合だと診断士のコミュニティをカルチャースクールや高齢者が若い人と接するコミュニティのように位置づけている方がいます

ところが、定年退職をしていない若い診断士は本業が忙しい合間に副業として診断士の活動をしているか、独立して必死に生活費を稼ぐために診断士の活動をしています。年金はないので診断士としての活動による収入がないと家族や自分を養えません。そのため、お爺ちゃん診断士と若い診断士ではどうしても必死さが違っています。

この認識や必死さの違いによるトラブルも考えられます。例えば、診断士のコミュニティやイベントを、お爺ちゃん診断士が「老後の拠り所」と思っている一方、若い診断士は「人脈を広げて仕事につなげる機会」と捉えているため、認識の違いからトラブルにつながることもあります。

コミュニティの主になりやすい

お爺ちゃん診断士は居心地の良いコミュニティに何年も居続けていることがあり、そこで「主」のようになってしまうことがあります

その場合、お爺ちゃん診断士は大先輩のようになってしまい、ある程度下の先輩が忖度したり、新人診断士に対して「この大先輩にきちんと挨拶しなさい」と指示をしたりします
こういう姿は新人診断士からすると面倒なだけです。「先輩がぺこぺこしているけど、何だよあの爺さんは」と思われやすいです。若い診断士ほどこういうものを「ウザい」と感じてしまい、表向きの敬意はもっていても心理的に距離を置かれやすくなります。

お爺ちゃん診断士こそ、コミュニティでは謙虚に過ごし、何年も居続けて主のようにならないことが求められます

お爺ちゃん診断士だからこそ心がけること

ここまで、お爺ちゃん診断士の特徴についてお送りしましたが、これだとまるで「お爺ちゃん診断士は若い診断士の邪魔をするな」というように感じてしまうかもしれません。僕は決してそういうことを言いたいわけではありません。以下のことを心がけていただきたいと思っています。

謙虚さを強く意識する

お爺ちゃん診断士は年齢はもちろん、本業の会社での地位も若い診断士より上である(上だった)ことが多いです。
そのため、先ほどの例のようにタメ口で話したりポケットに手を入れたりするなど、大きな態度になりやすいです。仮に敬語で話していても、言葉の節々から上から目線の態度が透けて見えることが多いです。

もちろん、年齢が上なので尊敬はされます。しかし、それに甘えて大きな態度をとってしまうのは、診断士としてはふさわしくありませんお爺ちゃん診断士でも診断士には変わりありません。つまり「ポジティブ・楽しい・謙虚」を心がけていくことが求められています特に相手への敬意などをもとにした謙虚さがお爺ちゃん診断士にとっては重要になります。そして、相手への敬意などや診断士としての三大態度を満たしていれば、変に年齢差を気にすることなく若い診断士はついてきます

若い診断士をサポートする

自分が若い診断士を引っ張っていくよりも、若い診断士に権限委譲をするようなイメージで、若い診断士が決めたことに従い、必要に応じてサポートやフォローをすることが、お爺ちゃん診断士が若い診断士から好まれる方法だと思います。こういう姿勢が若い診断士には「謙虚な人」と映ります。

時には引いてみる

お爺ちゃん診断士は仕事の経験も知識も豊富です。そのため、お爺ちゃん診断士の中には打ち合わせのときにどんどん自分が発言して議事をどんどん進めてしまう方がいらっしゃいます

時には引いていただき、若い診断士の意見を聞いていきましょう。そのほうが若い診断士も親しみをもちやすくなります

今回はお爺ちゃん診断士について見ていきました。

今回もありがとうございました。