みなさん、こんにちは。
今回はアンチになった人がしてくる手法について見ていきます。
僕もそのようなことをやられた経験があります。もちろんパワハラやモラハラなど、ハラスメント事案になる可能性も高いので、今回はコンプライアンス的にも重要な回と言えるかもしれません。
それでは、よろしくお願いします。
何かをきっかけにアンチになる
まず、どんな人でもその人の存在を初めて認知する前からいきなりアンチになっていることはありません。その人を認知しない段階ではアンチになりようがないですよね。
アンチになるには、何かしらのきっかけがあります。初対面の場面で態度が気に食わなかった、ネガティブなことを言われた、などですね。

ファンが5人いたら1人のアンチが出るイメージです。出るのは仕方ないですが、アンチは少ないに越したことはありません
もちろん、アンチにさせた側にも要因はあります。ネガティブなことを言う、悲壮感がある、上から目線で話しているなど、「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度を満たしていないようなことをすればアンチが出ても当然です。また、学歴や職歴など相手のコンプレックスをいつの間にか刺激している場合もあるので注意が必要です。以下に僕が受けた仕打ちについて紹介しますが、これは相手の学歴コンプレックスを刺激したことが原因でした。
アンチになると
では、アンチになるとどのような思考になるのでしょうか?
①ネガティブなフィルターを通して解釈してくる
まず、そのアンチの人に対しては最初から敵意ありき、批判ありきになります。アンチの人にとって、自分は「敵」なのですから。
そのため、発言や態度など常にネガティブなフィルターを通して見ています。ネガティブ思考、捻くれた思考のフィルターがかかっていて、少しでも悪いように解釈できる余地があれば反応してきます。ポジティブに解釈することはありません。
例えば1人の顧客が商品の使い方を間違えてトラブルになったとしましょう。そのトラブルに関する対策会議で僕が「多くの人はきちんと使い方を守っているんですけど」と発言したとします。
この場合、ポジティブにもネガティブにも捉えることができると思います。ポジティブに捉えれば「この商品は多くの人が正しく使えている」となります。
しかし、アンチはネガティブなフィルターがかかっているため、この発言もネガティブに捉えます。「なんだ!じゃあこの被害者はルールを守らない間抜けだというのか!これは問題発言じゃないのか!早急に謝罪して撤回しろ!」と責め立ててくるわけです。
もちろん、僕は「ルールを守らない間抜け」なんて言ったことはありません。しかし、アンチは発言をネガティブに捉え、どんどんネガティブに拡大解釈をしていくのです。
②理不尽な追求をしてくる
先ほどの使い方の例のように、ネガティブなフィルターによる解釈がいきすぎて解釈がおかしくなるというか、論理的におかしい指摘・追求をしてくることもあります。野党の政治家が国会でテレビカメラに向かってドヤ顔で与党の政治家の不祥事を追求するシーンに似ています。
僕も以前、「Yシャツにシワがある。アイロンでシワをなくしてから着ろよ。だらしない生活をしているんだろ?」とイチャモンをつけられたことがあります。
また、「この資料にある写真、向こうの許可は得ているのか?そうじゃないなら著作権法違反だろ!」と言われたこともありました。ちなみに写真はフリー素材であるため、その旨を言ったらさらに逆上し、「じゃあそれがわかるように書いておけよ。気が利かないやつだな!」と延々と説教。もはや上司・先輩が業務上で指導するレベルを超えているのはお分かりだと思います。
③切り取りをしてくる
これもありますね。最初から否定・批判ありきでネガティブなフィルターを通して解釈したいわけですから、ネガティブなことを言うのに都合の良い部分だけを切り取ってきます。
例えば周囲の発言を通して聞けば全く批判されるものではないのに、ある1つのフレーズだけを切り取って批判してくることってありますよね。マスコミ(政権批判の新聞や芸能人のスキャンダル記事)のやり方が典型だと思います。
④周囲の人を使う
現代文でもやりましたよね。他人の証言を出すことで主張の説得力を上げるやり方です。アンチはこれも巧みに使ってきます。「あいつが言っていた」と言って追求してきます。
そして厄介なのが、そのアンチに味方がたくさんいる場合です。「味方」と言うと人脈やネットワークが豊富なパターンを思わせてしまいますが、そうではなく権力で無理やり従わせているパターン(上司部下や先輩後輩)です。味方ではなく「しもべ」と言えますね。

「味方」がいるのは良いですが、「しもべ」がいるのはNGです
この「味方」というか「しもべ」を使い、アンチはさらに攻撃してきます。
・「あの人もお前はダメだと言っていた」と嘘をつく(本当は言っていない)
・自分がいない間に「あいつはみんなにこんなことを言っていた」など嘘の噂を流す
・「なぁ、お前もそう思うだろ?」と権力の差を利用して味方に言わせる(パワハラ)
・自分は手を汚さず味方にいじめをさせる(ここまで来ると法律違反レベル)
ここまでいくとやり方が汚いですね。ですが、アンチがエスカレートするとこのような「いじめ」のようなことをしてしまうのです。
いじめっ子は業界から追放される
アンチもただ「こいつ嫌だ」くらいで終わるのならいいのですが、エスカレートして上記のような「いじめ」をしてくるのも、アンチの手法です。「いじめ」だと言い方は悪いかもしれませんが、やっていることや考えていることが小学生や中学生のいじめっ子と同じです。
そして、当たり前ですが、診断士の世界ではこんないじめをする人はコンプライアンス違反で一発レッドカードです。と言うより、診断士登録抹消レベルでしょう。
企業でもコンプライアンス違反をして退職(事実上の解雇)になったというニュースがたまにありますよね。
おそらく、上記の商品の使い方、Yシャツ、写真のことで僕をいじめていた人も、今ならパワハラ・モラハラで退職(事実上の解雇)でしょう。
診断士の世界でも、原因がいじめかはわかりませんが、実際にコンプライアンス違反で診断士協会の登録抹消の処分を受けた事例も報告されています。
誰にだって合わない人、気に入らない人はいます。いないのは悟りを開いた僧侶や仙人くらいです。だから「アンチになるな」とは言いません。
しかし、アンチになった相手に対してネガティブなことを言ったり嫌がらせをしたりするのは止めましょう。診断士に必要な三大態度(ポジティブ・楽しい・謙虚)を1つも満たさないことになりますので。アンチに対しては距離を置けばいいだけです。
また、アンチになるとこのようなエスカレートをしていじめっ子になってしまうリスクがあることを、ぜひ今回の記事でご理解いただけたらと思います。
今回もありがとうございました。