みなさん、こんにちは。
以前、診断士のキャリアは人それぞれであることを述べましたが、今回はそれに近いものとして「人による」という、いかにも哲学チックなタイトルの内容を見ていきます。
みなさんも、勉強や仕事などで、他人に言われたやり方が自分に合うかについて聞いたときに、「人によるよね」とアドバイスされることがあると思います。
今回はそんな内容について見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
世の中すべて「人による」
診断士というより、メンタル面やコミュニケーション面、キャリア面など、人間が関わることはすべて「人による」です。勉強法だって仕事のやり方だって、「これが唯一無二のこと」というのはありません。「人によってはうまくいくし、人によってはうまくいかない」のです。
極端な話、法律違反のことでない限りは、何をするにも「人による」です。例えば朝の通勤電車ですることも唯一無二の正解はないですよね。寝る、スマホでニュースを見る、動画を見る、勉強する、人間観察、車窓を見る、すべて「人による」と思います。「勉強したほうがいい」と言われても、それが合う人もいれば合わない人もいます。
僕のブログの内容もそうです。人によっては合うけど、そうでない人には合わないのです。極端な話、僕のブログで何度も述べている「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度だって、人によってはピッタリ合うし、人によっては全く合わないかもしれません。そんなことを言ったら元も子もないかもしれませんが、それが現実なのです。
「人による」だから・・・
この「人による」の厄介なところは、「人は価値観や意見が異なる」ということの正当性を与えていることです。だからご自身の価値観や意見に合うやり方なら採用するけど、合わないやり方は採用しないことにつながります。そして、それを他人にも伝えてしまうのです。だから人によって意見が矛盾してしまうことがあるのです。
例えば新入社員のあるあるとしてよく言われていることですが、仕事のやり方がわからず先輩に相談したところ、先輩Aは「それくらい自分で考えろ」と言い、その先輩の言うとおりに考えるようにしたら、今度は先輩Bから「わからないならすぐに先輩に聞け」と言われる。
何だよ!じゃあどうすればいいんだよ!?
このようなことってありますよね。これも「人による」からです。つまり、先輩Aは「仕事のやり方は自分で主体的に考えることで身につく」という価値観で、それを採用しています。一方で先輩Bは「仕事のやり方は先輩から教えてもらう」という価値観で、それを採用しています。
先輩Bが「仕事のやり方は自分で主体的に考えることで身につく」と言われても、ご自身の価値観に合わないから採用しません。ここで先輩Aとの矛盾が発生しますよね。
「人による」ということは・・・
さて、先ほどの先輩A・Bのような矛盾するやり方については、「人による」を先輩も採用しているのですから、後輩もどちらか気に入った(ご自身の価値観に合う)意見を採用すればいいのです。先ほどの矛盾する意見に悩まされる新入社員は、ここで自分の意見としてしっかり持たないから、どちらの先輩にも気を遣わないといけなくなり、精神的に窮屈になってしまうのです。
例えば僕なら「仕事のやり方は先輩から教えてもらう」という価値観で先輩Bの意見が合うため、「仕事のやり方は自分で考える」の先輩Aにもきちんと説明して納得してもらいます。ここで強気の姿勢を見せましょう!
キャリアの可能性も人による
「この道はない」みたいに夢や可能性を潰すようなことを言う人っていますよね。
例えば新人診断士が「独立すれば儲かりますか?」と聞いて、「独立はダメだ。やめておけ」と可能性を否定する先輩っていると思います。
もしくは「商工会議所で講師をやってみたいんですけど」と言ったら「お前には無理だ。その道は止めておけ」と相手の可能性を潰すことを言う先輩もいますよね。
また、「こういう仕事をやる人は診断士じゃない。診断士はそんな仕事をやるために診断士になったわけではない」と言う人もいますよね。
しかもそういうことを(本人としては)論拠をつけてドヤ顔で言う人もいます。
しかし、キャリアも人によるのです。
先輩としては自分の経験や見解から新人や後輩に「これはダメ」と言っているつもりなのでしょうが、あなたと新人・後輩では職歴も年齢も価値観も性格も異なります。あなたの否定的な意見が100%全員に当てはまるわけではありません。
そういうキャリアのことで相談してきた人がいて、否定してくる人は新人・後輩からしたらつまらないですし、頼りたくありません。「人による」を理解し、「そうなんですね。大丈夫ですよ。頑張ってください」と、背中を後押しするようなリアクションをしてくれたほうが、新人・後輩診断士から頼られる先輩になりやすいです。
人によって成功パターンも異なる
「人による」のですから、人によって成功パターン(勝利の方程式)は異なります。
例えば先ほどの例なら、僕が先輩Aの意見(仕事のやり方は自分で考える)を無理やり採用させられたらどうでしょうか?
少なくとも仕事の効率は下がりますよね。モチベーションも下がるでしょう。そのため、仕事としては失敗に終わる可能性が高いです。
そうではなく、自分に合うのが先輩Bのやり方なら、先輩Aに気を遣わずにそれを素直に採用すればいいのです。なぜかと言うと、それが自分の成功パターンだからです。
もちろん、言われた時点で成功パターンがわからない場合は先輩A・Bそれぞれのやり方を試してみて、ご自身にしっくり来るほうを選べばいいのです。
僕で言う先輩Aのやり方のように、採用しなかった人のやり方を恐れる必要はありません。成功している人ほど、「こうしたほうがいい」と言われたことを素直に採用して実践しています。他の人がなかなかやらない中で素直にやっているから、差別化ができて成功できるのです。
2次試験の合格と同じですね。2次試験も予備校の講師や合格者から言われたことを素直にやった人が合格しています。
これが「人による」の真髄です。
今回もありがとうございました。