NPVは正だから投資する

診断士活動(講座・セミナー)/

みなさん、こんにちは。

今回は診断士の2次試験事例Ⅳみたいなタイトルですが、新人診断士の方から相談をいただいたので、それのアンサー記事として書かせていただきます。

それでは、よろしくお願いします。

ひよこ食いは・・・

前回の記事でも述べましたが、ひよこ食いとは、高額の費用の割には見返りがほぼないものを言います。

しかし、実際にひよこ食いはほぼありません

はい、ここでポイントが来ました。
見返り」という単語。これって事例Ⅳでやっていますよ。

ん?なんのことだって?
それでは言い方を変えましょう。
CIF」と言えばどうでしょうか?

そうですね。投資の意思決定です。
実は診断士が受けるセミナーや講座は、投資の意思決定のスキルで「ひよこ食い」かどうかが判断できます

見返りの案内があるものは安全

多額の費用がかかるセミナーや講座は、それを卒業すると案件専用のコミュニティに招待されます。そしてそのコミュニティの中で執筆や補助金、コンサルなどの案件をもらうことができます。その報酬が投資(セミナー・講座の代金)の見返りになります

例えば僕が受けていた取材の学校。
費用は11万円(当時の価格)かかります。しかし、実務従事10ポイントの案件を無料でもらえます。
実務従事10ポイントを有料で取ろうとすると、少なくとも7万円はかかります。機関によって価格はまちまちなので、仮に7万円としましょう。この7万円という費用がかからないわけですから、CIFになりますよね。
そして、取材の学校を卒業すると執筆案件がもらえます。
これは一人4件くらいもらえます。そして、報酬は1件2万円くらいです。つまり合計8万円。これもCIFになります。

よって、COFが投資の11万円なのに対し、CIFが7万円+8万円=15万円
時間価値を考えるまでもなく、NPVは正になりますよね

このように、セミナーや講座の後に案件があると安心して元が取れます

僕が取材の学校の卒業生登壇で作成した資料より

なぜ安心できるか

答えは簡単です。元が取れないとクレームや悪い評判につながってしまうからです。

そりゃそうですよね。「20万円かかります。でも見返りは・・・ノーコメントで」なんて講座なら、悪い評判が立ってしまい、先輩や同期の診断士から「あの講座はやめておけ」という話がどこかから入ってきます

「案件があります、案件獲得コミュニティに誘います」と言っている以上、その案件を獲得しての見返り(報酬)が投資額(セミナー・講座の代金)を超えないと、受講生が申し込んでくれません

見返りがないものは長期的に見る

もちろん、有料の講座ならすべて見返りがあるわけではありません特に単発のセミナーや講座だと案件専用のコミュニティへの招待や案件の獲得はなかなかありません

しかし、そういう見返りがないものこそ長期的に考えてみましょう

少なくとも、セミナーや講座を受講したということは、何かしらのメリットを期待していると思います。そのメリットは今すぐ受けられるとは限りません

例えば強み分析セミナーを受講したとします。費用は1万円から3万円くらいでしょうか。
このセミナーを受講したからと言って、案件がすぐに獲得できるわけではありません。

しかし、ここで「教え方のうまさが強み」とわかったことで、講師案件獲得につながりやすくなります。自分の強みを発信していくことで先輩の目に留まり、「講師案件やってみない?」と誘われたりします。

講師案件は1件数万円でしょうから、1件か2件やれば元が取れますよね。つまりNPVは正になり、投資(セミナーを受講)すべきと判断できます

しかし、もし強み分析セミナーを受講していなかったらどうでしょう?
「教え方がうまい」という強みは見つかっていません。そうするとそれの情報発信もありませんから、講師案件で獲得できた報酬もありません。

このように、セミナーや講座に出たことで能力が見つかり(上がり)、後に仕事につながることもあります

また、僕は単発でビジネスメールの書き方講座を受けたことがあります。もちろんその講座の受講者に専用のコミュニティへの招待や案件獲得とかはありません。
この講座を受けるきっかけとなったのは、先輩からの指摘でした。具体的には、先輩から「サトシさんはビジネスメールの書き方がなっていない。これでは相手によっては失礼と受け取られる」と言われたことがありました。
確かに、この講座で案件獲得のような直接的な見返りはありません。しかし、この講座を取ったからこそ、僕は執筆や教材作成の案件の連絡で相手に失礼をすることがなくなり、リピート指名や別の執筆案件の指名をいただき、間接的な見返りはありました

この報酬でメール講座の代金は回収できました。つまりこちらも「NPVは正になるので投資(講座を受講)すべき」と判断できます

このように、セミナーや講座の費用が高くても、余程のことがない限りは後に獲得できる案件の報酬で元が取れるようになっていて、「NPVは正になり投資(セミナーや講座を受講)すべき」と判断できます。なので、必要以上に「ひよこ食い」を警戒する必要はありません

今回もありがとうございました。