威圧的な態度はNG

コミュニケーション/

みなさん、こんにちは。

今回は診断士になってしばらく経つとやってしまいがちなことを見ていきます。
特に、会社である程度上の地位の方や、年齢が高い方には当てはまりやすいことかもしれません

それでは、よろしくお願いします。

ノリ半分でも威嚇はNG

みなさんの中には診断士としてある程度年数の経過した方や、会社で役員や管理職をされている方、定年や独立などで個人として活動されている方もいらっしゃると思います。

そういう方に質問です。

打ち合わせで、「おーい!」と大声で言うことや、「はよ決めろや!」とか「それでえぇんちゃうの!」みたいな、威嚇するような発言はしていませんか?

また、審査員や会社の上司のような威圧的な雰囲気を出していませんか?

もししていたとしたら、それは非常に危ないです。相手からは感じ悪い、怖いと思われています感じの悪い態度や話し方は、トラブルや誤解を生む可能性が高いです

特に、打ち合わせやコミュニティの中で自分が一番先輩である場合や、運営メンバーに入っている場合は要注意です。こういう場合はついつい態度が大きくなりがちです。特に仕事で疲れている平日夜からの打ち合わせは危ないですね

今回はあえて関西弁で例を挙げましたが、こちらのほうが怖そうという理由だけです。そのため、もちろん標準語でも同じです。また、関西なら「その発言はノリだから」とか「ジョークやん!」という言い訳もあるかもしれませんが、参加している他のメンバーでその「ノリ」や「冗談」が伝わらない場合は威嚇しているように捉えてしまいます

やはり、アレがない

こういう威圧的な態度や威嚇した話し方など、感じの悪い態度や話し方は謙虚さがない証拠です。少なくとも、謙虚な方はそんな言い方や態度にはなりませんし、威圧感なども出しません

正確に言えば、診断士試験合格や診断士登録の頃は謙虚さがあったとしても、診断士として活動していくうちに取引先から「先生」と言われたり周囲から頼られたりすることで、いつの間にか謙虚さがなくなってしまうのです。その結果、上記のような威圧的な態度や威嚇するような発言をしてしまうのです。何度も言うように、「ノリ」や「冗談」でもダメです。

相手が「この人は話しにくい」とか「今この人に言うと怒られそうだな」と思っているなら、それはあなたに威圧感が出ている証拠です。

こちらも何度も述べていますが、診断士は上司と部下の関係性ではありません先輩だとしても、後輩に対威圧的な態度や威嚇するような発言によって後輩が「怖い」と思ってしまったらアウトです

では、相手への敬意などは?

謙虚さの前提にあるスキルが「相手への敬意など」でしたね。こういう威圧的な態度や威嚇するような発言を出してしまう方は、相手への敬意などをもっているのでしょうか?

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相手への敬意なども謙虚さと共に、診断士として活動していくうちに徐々になくなっています

例えば打ち合わせで「おーい!」と言った場面、相手が聞いていないから「おーい!」と言ったのだと思います。でも、その打ち合わせに参加してくれただけでも感謝ですよね。もしかしたら、忙しい時間の合間を縫って打ち合わせに参加してくれたのかもしれませんそんな背景の事情を理解していれば、参加してくれたことだけでも敬意を示せますし、労をねぎらうこともできます

しかし、謙虚さと共に相手への敬意などがすり減っているため、打ち合わせに参加した相手への敬意や感謝の気持ちがもてないし、背景の事情を考えて労をねぎらうこともできないのです。その結果に出たセリフが威嚇するような「おーい!」だったのです。

たとえ「ノリでした」とか「冗談やん!」と言い訳しても、それを知らない人には不快に映りますそういう事情を配慮することも、謙虚さや相手への敬意などがある方ならできます

いつの間にか、他人を下に見ていませんか?

これは「先生」と呼ばれたり周囲の人から頼られたりすると、ついやってしまうことですね。いつの間にか自分が偉くなったように錯覚してしまい、コミュニティの他のメンバー(特に後輩)のことを下に見てしまうのです。政治家や芸能人が典型例ですね。

特に独立された方は注意が必要です。

もちろんこれは先輩に限らず新人診断士でも1年目に起こり得ることです。

他人を下に見ることが出てきていたら、謙虚さと相手への敬意などが枯渇している証拠です

先輩こそ謙虚さと相手への敬意などを意識する

新人診断士でも1年経過していくうちにすり減ってしまう謙虚さや相手への敬意などですから、先輩診断士なら相当意識しておかないと、一気に謙虚さや相手への敬意などがなくなってしまいます

もちろん、これは新人診断士の方も同様です。特に先ほどあったような、会社で役員や管理職をされている方、定年や独立などで個人として活動されている方は要注意です。

具体的にどうすれば謙虚さや相手への敬意などをもつことができるかについては、過去の僕のブログの記事をご覧いただければと思います。

今回は威圧的な態度や威嚇する話し方について見ていきました。

今回もありがとうございました。