みなさん、こんにちは。
みなさんもFacebookやX(旧Twitter)で診断士としての活動報告をすると思います。また、LINEやFacebookメッセンジャーだとチーム内での報告もありますよね。
こういう報告は嫌なこともありますが、基本的には良いことですよね。
以前も述べましたが、この活動報告自体は多いほうがいいです。多くの人に「この人は活躍している」と捉えてもらえるので。
しかし、報告の仕方次第では「活躍している」ではなく「こいつはもうない」と判断されてしまうこともあります。
今回はそれについて見ていきます。
それでは、よろしくお願いします。
どんなケース?
僕がやった診断士の仕事の中で(どの案件かは言えませんが)、チームのメンバーの中に「僕の提出物が先方にほめられました。これは滅多にないことらしいです。だからこれからは私のやり方を参考にしてください」と、チームの他のメンバーに報告してきた方がいました。
これって受け手である他のメンバーはどう感じるでしょう?
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少なくとも、上から目線の言い方は感じると思います。
そして、特別扱いされたことにイラつきます。劣等感を抱きますので。
また、「これからは私のやり方を参考にしてください」なんて一方的に言われたら、プライドが高い人でなくても不快に思います。
もちろん、この報告について講師からの太鼓判があって「ぜひこの人のやり方を見習ってください」ということでしたら、渋々でも受け入れると思いますが、今回のケースはそういうものではありませんでした。

確かに、その方は比較的若い方なので、「若気の至り」もあるでしょう。ほめられ慣れておらず、ほめられたことで調子に乗ってしまったのかもしれません。なので、他のメンバーの劣等感を煽るつもりはなかったと思います。しかし、その報告以来は一気に頼られなくなり、診断士としての報告も聞かなくなりました。

ほめて相手が調子に乗って暴走してしまうことを、ほめ達の中では「ほめっぱなしの罪」と言います
この人から得られる教訓
さて、それではこの報告をしてきて自爆をしてしまった方から得られる教訓を見ていきましょう。
まず、敗者を煽るような言い方は絶対にNGです。これをやったらイエローカードレベル(次に同じようなことをしたらもうない)です。「特別扱いされた、表彰された、1位を取れた」など、勝者と敗者を匂わせるような報告こそ慎重に行うべきです。
あと、「これからも俺を頼れよ」とか「これからは俺がナンバーワンだ」みたいな言い方も止めましょう。無駄に敵(アンチ)を作るだけです。これは下手をすると一発退場のレッドカードレベルです。
さらに、「俺のやり方を参考にしろ」とか、不必要な指示もNGです。診断士はほとんどの仕事でマニュアルや見本がありますので、そちらに従ったほうがいいです。
そしてこれが最大のポイント!必ず先方や協力者への感謝の言葉や謙虚さが感じられる言葉も加えてください。これがあるのとないのとでは相手の印象は正反対になります。

選ばれなかった相手のことも忘れずに!
僕も1年目に報告の仕方を間違えたことがありました。
商標の登録に関して、僕は弁理士である診断士仲間に商標の登録について相談をしたことがありました。丁寧な調査をしてくれて、その結果登録が可能という回答をいただきました。
しかし、実際に出願や登録の作業を頼んだのは別の業者でした。
そして、無事に登録がされ、Facebookで報告をいたしました。
しかし、僕が喜んでいる一方で、診断士仲間である弁理士の方の善意を踏みにじることをしてしまいました。
これは仕事に限らず、人数限定のコミュニティのメンバーや運営メンバーなど、選抜されたものはすべて同様ですが、選ばれなかった人の気持ちを踏み躙るような報告はやめましょう。

あのときは本当にすいませんでした
今回は嬉しい報告について見ていきました。
嬉しい報告が地獄の始まりになってしまっては元も子もないですよね。
それでは、今回もありがとうございました。