鉄道系YouTuberに学ぶ活躍する診断士の秘訣①

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みなさん、こんにちは。

僕と言えば・・・はい、鉄道ですね(笑)

もちろん、僕は鉄道系YouTuberの動画もよく見ていますし、チャンネル登録をしている鉄道系YouTuberもいます。

今回はそんな鉄道系YouTuberから、診断士に役立つ教訓を見ていきます。

と言っても、今回は鉄道系YouTuberの特徴までです。

それでは、今回もよろしくお願いします。

鉄道系YouTuberのランク

鉄道系YouTuberはレッドオーシャンです。余程のことがない限りはブルーオーシャンのときに飛び込んだ先発の人が有利で、あとの人は差別化ができない状態です。

具体的には、鉄道系YouTuberのジャンルが出てすぐに動き出した先発優位のYouTuber(スーツ、西園寺、謎のちゃんねる、がみなど:敬称略。以下同じ)を除くと、あとはチャンネル登録者数が10〜20万人のランクと、5〜10万人のランク、5万人以下のランクの3つに分かれ、それぞれのランクで団子状態になっています。

そのため、先発優位の方以外はほとんどの方が本業があって副業としてYouTuberの活動をしている状況です。

詳しくはこちらの動画にあります。

Osaka-Subway.com 2025年最新鉄道系YouTuber チャンネル登録者数ランキング (2022/1~2024/12)

チャンネル登録者数や再生数が低い動画の特徴

では、そんな団子状態になっているYouTuberの中から、チャンネル登録者数や再生数が低い動画の特徴を見ていきます。

①動画が無駄に長い

これは露骨にチャンネル登録者数や再生数に表れます。

鉄道系YouTuberの動画は、10〜30分がボリュームゾーンになっています。しかし、中には1時間や2時間の長い動画を出してくる人もいます。

鉄道の動画は、ある程度の知名度が出て、かつブランドも獲得してはじめて長い動画を再生してもらえる特徴があります。現時点で知名度があり、ブランドになっているようなYouTuberでも、最初は動画の尺が10〜30分くらいでした。この短い動画で基礎を築いてきました。そのため、YouTuberとしてデビューしていきなり1時間や2時間の動画を出しても、全く見てもらえません。

また、チャンネル登録者数は増えたけど(10〜20万人のランク)まだブランド構築には至っていない人が1時間や2時間の動画を出すことがあるのですが、その動画は短尺の動画と比べると再生数は低くなりがちです。

②一部を悪く言う

名前は出しませんが、YouTuberの中には「私はこの車両は嫌いですね」とか「この鉄道会社は嫌です」と動画の中で言っている方がいます

これって、その車両や鉄道会社のファンからすると、ケンカを売られたようなものですよね。そのため、評判が悪くなることが多いです。

やはり、否定的に言う人は見ていてつまらないですし、その車両や鉄道会社のファンの方は不快な気分になるので、動画を再生しないことにつながりやすくなります

また、こういう人は次にある上から目線の発言・態度もありますので、余計に再生されにくいです。

③上から目線の発言・態度が見える

これも鉄道系YouTuberではありがちです。

「まぁ」とか「みなさんご存知かと思いますが」など、上から目線のフレーズが出てくる人や、たまに映る本人の態度から上から目線の感じが伝わる方は、チャンネル登録者数が少なく、動画も再生されにくいです。

オタクのイメージからして想像できるかもしれませんが、鉄道系YouTuberはコミュニケーション力がない方が相対的に多いため、人に話すやり方がわからない方が多く、どうしても上から目線の言い方や否定的な言い方が増えてしまうのかと思います。

世間一般で鉄道ファンのイメージを悪くしているのは、写真撮影をする「撮り鉄」のごく一部と、電車の音や映像を撮影している「音鉄」のうちのごく一部です。ほとんどの鉄道ファンは他の人の迷惑にならないようにしています。全員が迷惑行為をしているわけではありません。

④顔が悪い(例外あり)

鉄道系YouTuberの中には、顔をオープンにしている方がいます。どこかのタイミングからそうした方や、逆にどこかのタイミングまでそうしてきた方がいます。

このとき、やはり顔が悪いと動画の再生はもちろん、チャンネル登録をする気がなくなります。先ほどもあったように、顔から上から目線の雰囲気、悪く言いそうな雰囲気がある人の動画は再生されにくいです。

逆に、強面の方やブサイクな方でも、それを笑いに変えたりギャップを見せたりすることで、動画の再生やチャンネル登録につなげることができます。そのため、決して「顔が悪い=再生されない、チャンネル登録されない」ではありません。

⑤楽しくやっていない

これは動画を見ているとわかります。「金を稼ぐため」とか「生活がかかっています」感が出てしまうと、楽しさより悲壮感が出てしまうため、視聴者は引いてしまいます

チャンネル登録者数が増える動画の特徴として、楽しさがある動画があります。例えば西園寺の動画は見ていてエンタメ色を強くしていることがわかりますし、謎のちゃんねるも独特の楽しさがあります。この2人のように、ネタでもいいので、楽しさが動画から伝わるようにするとチャンネル登録者数や再生数の増加につながるようです。

また、楽しさの中には「視聴者にとって癖になる」というものもあります。たくみっくやトラ猫鉄道ちゃんねるのように動画でよく出てくるダジャレが好き、ナオヤ鉄道chのように終電から駅で野宿をする際の自虐ネタが好きなど、癖になる楽しさがあるYouTuberも有利です。

団子状態の鉄道系YouTuberの中でも順位を上げている人の動画は見ていて楽しいものや、癖になるものが多いです。それが差別化につながってチャンネル登録者数や動画再生数を増やしています

⑥問題行動を起こしている

例えば黄色い点字ブロックの外側に出て撮影している人や、キセル乗車が疑われる人は、動画で批判的なコメントが大量に書き込まれます。この批判に反抗したり曖昧に過ごしたりすると炎上します。そうすると「このYouTuberは問題だ」という扱いを受け、他の動画で指摘される、YouTube側に通報がいくなどしてブラックリストのようになってしまいます。

⑦メリハリがない

淡々と説明するだけの動画は再生されにくいです。特にAI音声に読ませる動画は、肉声で話しているYouTuberに比べて再生されませんし、チャンネル登録者数にもつながりません。

それは動画内でのメリハリがないからです。もちろん、肉声で話しているYouTuberでもメリハリがない人の動画は再生されにくく、チャンネル登録者数も伸びません。

⑧内容が難しすぎる

鉄道系YouTuberの中にはダイヤ改正の予想をしたり路線や列車の考察をしたりする人がいます。そういう動画は実際にまだ起きていないことなので視聴者が実感しにくく、内容が難しくなる傾向があります。

難しそうな動画は見てもよくわからないので、再生されませんし、チャンネル登録者数も増えません。

その他、ネタが被ったら再生されにくい(ネタに困ったら寝台特急や新幹線の動画を出す、新規開業の列車や路線・駅の動画を出すなど)ことも特徴ではありますが、これは診断士への教訓はないので今回は省略します。

有名人とコラボして知名度を上げたZAKI

このZAKIというYouTuberは、団子状態の中でチャンネル登録者数を一気に伸ばし、他の鉄道系YouTuberをごぼう抜きしています。

ごぼう抜きをした理由が、現在チャンネル登録者数2位を誇る西園寺とコラボしたためです。

知名度のある同業者のサポート(動画編集や出演)に回ることで、西園寺の知名度と西園寺から吸収した面白い動画の作り方をもとに、チャンネル登録者数を大幅に増やしています

今回は鉄道系YouTuberの特徴について見ていきました。次回はその特徴から診断士として学べることをご紹介します。

今回もありがとうございました。