日本一有名な中小企業診断士

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みなさん、こんにちは。

今回は日本一有名な中小企業診断士の話をしましょう。

みなさん、こち亀ってご存知でしょうか?

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画です。昔はフジテレビでアニメもやっていましたね。
この主人公の両津勘吉、実は中小企業診断士なんですこの両津勘吉こそ、日本一有名な中小企業診断士であり、日本で唯一、銅像になっている中小企業診断士です

実在されている方を期待したみなさん、申し訳ありません(笑)
でも実在されている方で日本一忙しくされている診断士でも、さすがに銅像にはなっていないと思います。

では、今回はそんな両津勘吉「先輩」について見ていきます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

本当に中小企業診断士なの?

両津勘吉が中小企業診断士なのか。

はい、本当です。これが証拠です。こちら葛飾区亀有公園前派出所 第97巻 「両さんの就職案内の巻」にこのように書かれています。

このカットだけだと文脈がわからないと思いますので補足をしますと、ある知り合いの中年男性の再就職の手伝いをしていました。しかし、その男性は専門資格はなく、力作業や深夜労働などもできないということで、どの会社もお断りでした。そんな苦労しているその男性とは違って両津勘吉は診断士など様々な資格をもっているからまだ就職はラクにできるという流れです。

いつ合格したか?

この画像があるコミックス97巻は1996年(平成8年)に発売していますが、その内容が週刊少年ジャンプに掲載されたのは1995年(平成7年)です。
いずれにしても、現行の試験制度が始まった2001年(平成13年)より前に取得しています

そのため、現在中小企業診断士として活動している方の大半にとっては「先輩」になるのではないでしょうか?

ということは、先輩である両津勘吉に逆らうのはNGであり、両津勘吉のやり方を批判・否定するのはNGとなりますね(笑)
また、亀有駅を訪れた際は駅前に両津勘吉の銅像があるので、診断士の先輩なんだと思って敬意を示しましょう(笑)

どうやって受かったの?

両津勘吉が合格した年は不明ですが、少なくとも1995年より前になります。そのときは旧試験制度でした。
旧試験制度を調べてみたところ、「共通科目」と「専門部門」から構成されていました。

共通科目は1次試験のようなイメージで、経営基本管理、財務管理、労務管理、販売管理でした。今で言うと企業経営理論・財務と、運営管理の販売管理部分だけだったようです。

専門部門は2次試験のようなイメージ(当時は一括で受験していました)で、商業・鉱工業があり、後に情報が追加されました。どれか1つだけ受ければ良かったそうです。今でいうと事例Ⅱ・事例Ⅲ、1次の情報システムのどれかを受ける形でした。

こう考えると、今よりも科目数や負担は少なそうですよね。

金が絡むと常人離れの能力を発揮する

両津勘吉は、普段は少しでも「勉強」という雰囲気になると寝てしまいます。しかし、お金が絡むと常人離れした能力を見せます

普段は右脳のみで思考・行動していて、お金が絡むなどにより左脳が活動し出すと、東京大学入試問題で満点を取れるほどの天才になります。そんな覚醒状態になれば、中小企業診断士試験も合格できますよね。

難関国家資格だからこそ、取得したらメリットが多く金儲けに使えると考えれば、人並みはずれた力が発動されるのも納得ですね。

両津勘吉のデータに関して、詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

両津勘吉の中小企業診断士としての力は?

これはこち亀を漫画かアニメでご覧になっていた方はわかると思いますが、お金が絡んだことになると途中まではうまく進めますよね(最後には壮大なオチが待っていますが)。

ITに関する知識も数年先の未来を予測していて、例えば1990年くらいの時点ですでにzoomのようなリモートシステムを予測していました。

また、持ち前のコミュニケーション力の高さや人脈・ネットワークの広さから、顧客のニーズも敏感につかみ、時流に乗るのがうまいです。

さらに、プラモなどを器用に作る技術力を活かしたビジネス展開もよくしています。

そして、顧客のニーズに合わせて最適なモノを提供する営業力や企画開発力もあります。

ちなみに、泥棒やハッカーのやり方にも詳しいので(笑)、防犯やセキュリティの知識も豊富です。

これらのスキルは、まさに診断士としての力かもしれませんね。

資金繰りについて

よくツッコミが入るものとして、「そんな初期投資の資金はどこから出たんだ?」とありますが、これは中川圭一という世界的な大富豪が部下にいますし、様々な借金をしているそうです。亀有にあるこち亀記念館にこのような展示がされていました(こち亀記念館は一部のサインを除いてすべて撮影可です)。

補助金や助成金なども知っていることからして、なんとでもなると思います。中小企業政策や財務(ファイナンス)の知識もありそうですね。

今回は日本一有名な中小企業診断士である両津勘吉についてご紹介しました。

ちなみに、僕は東京に行く用事があったときは必ず亀有に寄っていますね。「亀有メンチ」というおいしいメンチカツ屋に行くことが目的ですが(笑)

そのため、葛飾区在住・勤務の診断士を除くと僕は日本一亀有の街を訪れている診断士だと思います(笑)
また、僕は亀有に行ったらこち亀の動画を見ながら亀有の街を歩くのですが、今回はこの記事の原稿を作りながら亀有の街を歩きました(笑)

はい、そういうわけで今回もありがとうございました。