特徴的な特徴があると有利

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みなさん、こんにちは。

今回は「新聞紙の紙」のような重複表現のタイトルになっていますが、ニッチトップに関連するものについて見ていきます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は、岡山~高松を走る快速マリンライナーです。高松寄りの先頭車両が二階建て車両になっていて、これが「特徴的な特徴」となっています。

特徴的な特徴

「特徴的な特徴ってなんじゃそりゃ?」と疑問が出てきそうですが、これは目立つような特徴のイメージです。要は「その他大勢」になってしまうと印象に残りにくいけど、明らかに目立つ特徴がある人は覚えてもらいやすいということです。ぜひこれを目指していただけたらと思います。

そして、こういうものがあるとニッチトップ(ナンバーワンニッチ)になりやすいです

例えば僕の知り合いには新幹線の運転士だった方がいます。僕は鉄道ファンなので当然ですが、それ以外の方でもこの方は一発で覚えられます。また、ラジオDJをしている診断士の先輩もいます。この方も一発で覚えてもらえます。もちろん、これらの方はニッチトップ(ナンバーワンニッチ)にすぐになれます。

別にここまで目立つ特徴ではなくてもいいですが、相手が一発で覚えてくれるために、「他の人と異なる認識をもってくれる」ようにするための特徴は必要になると思います

例えば僕は「ほめちぎる診断士」という商標登録をしたり、「ほめ達」を取得したりして名刺に書いていますが、それはそういうことが特徴的な特徴になるとわかっているからです。
また、個人名刺を作り、そのような特徴を表面に書いているのも、個人名刺を作ると相手の印象に残りやすく差別化ができる(個人名刺を作っているのは2割くらいです)とわかっているからです。
あとはフットワークの軽さ新幹線のことを「動くベホマ」と言っていることも、僕のことを覚えてもらえるきっかけになっています。

そのため、僕が相手のことをそこまで覚えていないのに(すいません)、なぜか相手は僕のことをよく覚えているということもよくあります。本当にありがたい話です。別のイベントで会った際も「サトシさん、相変わらず電車に乗りまくっているんですか?」とか「新幹線が体力回復装置って、初めて聞きましたよ」と言われたりします。

「その他大勢」にならない

特徴的な特徴をもっている人だと、相手は一発で覚えます。そして、ニッチトップ(ナンバーワンニッチ)にもなりやすくなります

逆に「その他大勢」になってしまうと、相手はほとんど印象に残りません。そのため、なかなか覚えてもらえませんし、トップも難しくなります

そうなると、例えば個別連絡をしても相手からすると覚えていないので「誰だっけこの人?」となってしまい、過去のメッセージ履歴を見ても印象に残っていないから、「ありがとうございます」など無難な返事しかできなくなってしまいます。
これではせっかくの個別連絡の効果(関係性の強化)も薄れてしまいますよね。個別連絡の効果を高めるには、やはり特徴的な特徴をもっている必要があります

特徴的な強みがある

例えば先ほどの新幹線の運転士だった方やラジオDJをしている方は、明らかに特徴的な強みになっていますだから多くの人に存在を認識してもらえるのです。

「特徴的」というのは、単にレベルが一定以上ということではありません。例えば名古屋ではトヨタ系企業出身者を中心に製造業に強みをもつ方はたくさんいます。その状況で「製造業の経験とノウハウ」を強みに掲げても、相手はなかなか認識してくれません。「たくさんいる中の1人」になってしまうでしょう。これではニッチトップは夢のまた夢ですよね。他にも、会計に強いと言っても税理士や銀行勤務の方が多くいる中では強みとして認識されにくいです。ITも同様だと思います。これらの分野でのニッチトップはかなり難しいです。

「特徴的な特徴」になるためには、明らかに他の人との差別化ができている必要があります。例えば新幹線の運転士経験やラジオDJの経験がある人なんてなかなかいませんので、簡単にニッチトップになれるでしょう。

僕も「ほめ達」をもとに「ほめちぎる診断士」を商標登録しましたが、まず「ほめ達」をもっている診断士がいません。僕も400人くらいのFacebook友達がいますが、ほめ達をもっているのは僕以外では1人だけですほめ達を前から認知していた人でも10人いるかどうかです。また、商標登録も(仕事に使うものでないものなら)している人は0人です新幹線を体力回復装置と考えている人も僕以外では1人だけです。

これくらい特徴的なものでないと、相手はなかなか認識してくれず、どうしても「その他大勢」になってしまいます。そしてレッドオーシャンの中での争いに巻き込まれます

共通項がある

「いやいや、そんな差別化できる特徴や強みなんてないよ」と思われた方、ご安心ください。特徴的な強みがないと相手は一切認識してくれないのかと言うと、そんなことはありません。

これは学生時代の友達からそうだと思うのですが、自分との共通項があると相手は認識しやすくなります

例えば僕なら鉄道好きなので、鉄道好きの方がいたら僕は覚えやすいです。相手も僕のことを覚えやすくなると思います。
このような趣味以外でも、地元が同じ、勤務先が同じなど、共通項があると覚えてもらいやすくなり、「その他大勢」から脱却できます

僕はどの人ともその人の地元トークができる強みがあるのですが、そうやって地元トークをするのも相手との共通項ができて僕のことを認識してもらいやすくするためです。

地元トークとかフットワークの軽さとか、何も考えてないような強みのようで、きちんと考えてこれを強みにしていますよ(笑)

今回は、ニッチトップに関連するものとして、特徴的な特徴をもつことについて見ていきました。

今回もありがとうございました。