ほめられない?

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みなさん、こんにちは。

今月はここまでほめることの重要性についてお伝えしていきましたが、「そんなこと言っても、ほめるのって難しいよ」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回はなかなかほめることのできない理由について見ていきます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

時間がない、その前にやるべきことがある

ほめたくても忙しくて余裕がない、目の前の業務に追われているなどの理由で、ほめる優先順位を下げてしまうことが挙げられます

そういう方こそ、ほめることを意識して、優先順位を上げてみましょう

ほめると調子に乗る

ほめると張り切って余計なことをしてトラブルを起こす、増長して意見を聞かなくなる、こんなレベルでほめたらそこで成長が止まってしまうなどの理由でほめない方もいらっしゃいます

なお、ほめて増長することは「ほめっぱなしの罪」と呼ばれていて、これはほめる側、ほめられる側の双方にポイントがあります。前回の記事で見ましたよね。ほめる側のポイントは、ほめたら次の課題を挙げること。ほめられる側のポイントは、ほめられても増長しないこと。詳しくは前回の記事を見ていただけたらと思います。

ほめることがない

ほめるためのハードルが高い方もいらっしゃいます。こういう方は、大きなことや結果のみをほめる対象にしている傾向があります

そうではなく、些細なことや、プロセスや人柄もほめる対象にしてみてください。毎日の挨拶や、相手の話を聞くだけでもいいです。何かしてくれたら「ありがとう」と感謝してみるだけでもいいです

「相手には必ず良いところがある」という前提に立ち、ほめるところ(価値)を見つけよう、観察しよう、という意識をもって実行することが重要です。些細なことでもいいからほめるところを見つけてみましょう

ほめ達の神
ほめ達の神

「できたからほめる」のではなく「ほめるからできるようになる」のです

ほめ方がわからない、伝えるのが恥ずかしい

プライドが許さないとか、ほめるところを見つけられないわけではないのだけど、いざほめるとなると躊躇されてしまう方はこういう理由かもしれません。家族になかなか「ありがとう」と言えないことと同じですね。

特に年配の方だと「自分がほめられて育った世代ではないから、今さらほめろと言われてもどうやったらいいかわからない」と思われている方もいます。

伝えるのが恥ずかしい方は、理由もセットで言ってみてはいかがでしょうか?
ほめる内容を見つけたら、その理由が必ず出てきます。また、ほめたらその後にポジティブな言葉が続きます。ポジティブな解釈をしたら必ずポジティブな理由が出てきます。これを意識しましょう。

ほめるタイミング(機会)がない

ほめられた経験が少ない人ほどこの傾向があります。ほめることは大掛かりなことだと思っていて、まとまった時間を取らないといけないと思っている(数秒で気軽にできるものと思っていない)ことが特徴です。

ほめ達には、「まずほめよ。あとはそれから考えよ」という格言があります。些細なことでもいいし、理由なんて考えなくていいので、ほめる内容が出てきたらすぐに伝えてみようということです。タイミングは「いつも」です。つまり「ほめたいときがほめるタイミング」です

ネガティブな感情が優先する

これは不快なことが起きたときなど、メンタルに余裕がないときに出てくる理由です。ほめる側もいつもメンタルに余裕があるわけではありませんよね。

不快なことが起きたときにほめる内容を考えることは難しいです。これは以前も述べたように、メンタルが落ち着くまではネガティブな解釈や感情が優先され、ポジティブな考えはできないからです。ネガティブな感情が先行すると考え方も捻じ曲がって被害妄想が進んでしまうので、まずはメンタルを落ち着けることが優先です。

不快なことが起きた場合は、離れられるなら離れる、離れられないなら流すことでメンタルを落ち着きやすくして、メンタルが落ち着いたあたりでポジティブな側面を見て(ネガティブな解釈をポジティブに変換して)ほめる内容を見つけてみましょう

わざわざ言う必要はない

阿吽の呼吸でポジティブに考えていること(=ほめる内容)が相手に伝わっていると思って、わざわざ言う必要性はないと考えている方もいらっしゃいます。

こういう方は、部下や後輩がやることは当たり前だと思っている特徴があります。「当たり前」と思った瞬間に、ほめる能力は伸びなくなります。

上司・先輩が部下・後輩に対して「やってもらって当たり前」と思いお礼を言わなくなったら、いくら能力があってもリーダーや上司・先輩として終わりです。

プライドが許さない

ほめることはプライドが許さない、負けたように思えるなどの理由でほめない方もいらっしゃいます

こういう方はプライドが高いことはもちろん、優劣や善悪などタテの意識が強いことも特徴です

ダメ出しをしないといけないものだと思っている

これは年配の方など昭和の価値観の方に多く見受けられます。昔はどんなことがあってもほめずに叱って部下や後輩を成長させるものでした。そのため、何か言おうとすると、つい注意する、叱る内容が優先されてしまうのです。
しかし、今の時代は違います。今の時代はほめてのばすやり方が求められています。また、叱って改善させるよりもほめてモチベーションを上げることで改善させるほうが、改善の効果が大きいことも証明されています。

ダメ出しをしないといけないと思っているなら、それは大きな勘違いです。ダメ出しはネガティブな解釈をし、ネガティブな理由を探します。
そうではなく、「ほめる」と決心しましょう。そうすると脳が「ほめる」モードになり、ネガティブな解釈が先頭に来なくなります

ほめ達の神
ほめ達の神

単に食わず嫌いになっている可能性もあるので、まずは些細なことでもいいので気楽にほめてみましょう!

《今日のほめフレーズ》
なるほど

今回はほめることができない理由について見ていきました。いつもと逆のアプローチで見ていくと、ほめ達の内容もまた違った角度から見えてくるのではないでしょうか?

それでは、今回もありがとうございました。