聴くことも立派なほめること

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みなさん、こんにちは。

ほめ達はほめフレーズばかり出せばいいイメージがありますが、実はそんなことはないのです。

ほめる場合、当然ですが言葉にしますよね。会話なら話すことになります。しかし、その真逆でこちらが相手の話を聴くことも、実は「ほめる」に該当するのです。

どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

それでは今回もよろしくお願いします。

聴くこともほめること

初対面のときや、相手がよく話す人であるときは聴くことを重視していくことで、スムーズに関係性の構築や強化ができます。
もちろんほめることも重要ではありますが、初対面のときや相手がよく話す人であるときは、相手の話を聴いていき、そこから相手の話に共感し、共通点を見つけることで、相手の安心感や信頼を得ることを重視していくといいです。

相手の好きなこと、こだわり(大切にしていること)、継続していることに話をもっていくと、相手は「自分が大切にしている価値観を共感してくれた」と思い、相手の評価が一気に上がりやすくなります

子供の頃の思い出などや大切にしてきたことでもいいですね。価値観の根本にあるものを共感すると、相手は一気に信頼してくれます。

以前、「相手の根本にある価値観について否定や無関心の態度は一気に評価を下げることになる」というのを見たと思います。ということは、逆に言うと相手の根本にある価値観を共感すれば一気に評価が上がることになります。

前回、ほめることの前提として精神的余裕が必要と述べました。これは聴くことでも同様で、精神的余裕がないと相手の話を十分に聴くことができません

ほめ達での聴くスキル

ほめ達で出している聴くスキルは、目を見る、頷き、相槌、ミラーリング、オウム返し、メモをとる、要約、質問、感情と事実の共感、前のめり(身を乗り出す)です

共感するためには、相手の感情に着目してみるといいです。そして、こちらもその感情に合わせて感情を込めてみましょう。そうすると共感の効果が何倍にも高まります。

僕の強みでもある地元トークも、共通の話ができているから相手からすると認められている、共感されていることになります。

表情も重要です。笑顔で口角や眉を上げること、ミラーリングで表情を相手に合わせることなどです。
笑顔は相手にも伝わります。笑顔でこちらが話を聴いていると、相手もいつの間にか笑顔になっています。笑顔になればポジティブな発言が増えてきます。笑顔になりながら悲しい話や仕事の愚痴は言えないですよね。

リアクションはオーバーなくらいでいいです。特に驚き、笑いはオーバーなほうが相手に好まれます
セリフとしての感嘆リアクション(えー、へぇー、おぉ、ひえー、など)も重要です。これもオーバーくらいで十分です。リアクションで共感することで相手が話しやすくなります。

僕は人の話を聴くときはこれらのことをよくしています。そのため、よく「コミュニケーション力がある」と言っていただけます

ほめ達の神
ほめ達の神

「うけるー」で手を叩くのもいいですね

相手を話題の中心にする

人間は自分の話をしたいものです。会話でも相手の話は興味がなく、自分の話をしたいのです。そのため、自分について話す機会が得られると、相手はその機会を与えてくれた人に好印象を抱きます。よって、自分よりも相手に焦点を当て、相手を会話の主役にできる人は有利になります

質問してほめる

相手の得意分野やこだわりについて、相手はほめてほしいと思っています。それについて、こちらが「その秘訣は何ですか?」とか「どうやったらそんなことができるようになるんですか?」などと質問して相手の得意意識を刺激することで、ほめていることと同様の効果を得ることができます。

ほめ達の神
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ヒーローインタビューのイメージです

反論はしない

相手の話を聴いていて、「でも、けど、しかし」などから始まる反論はやめたほうがいいです。どんなにくだらない話でも、どんなに否定したい話でも、人間は自分の話したことに賛同してほしいものです。それがわかっている人は絶対に相手の意見には反論しません(そうしないといけない場面は、実際にはほとんどないことも知っています)。

「知っているか否か」で聞かない

話を聞いているときに、「知っているか否か」を判断基準にしないほうがいいです。

知っているかどうかで判断をすると、「知らないことだから興味ない」、「知ってることだから聞く必要はない」となってしまい、聴くモードになりにくいです。これではせっかくの情報が集まらなくなり、学びや成長につながりませんし、コミュニケーションも不全に終わってしまいます。

また、知っている話でも完全に知っていることはなく、話のどこかには知らないものが出てきます

話を聴くときは「相手への敬意」をもとに聴くようにしましょう。相手に対する敬意があれば、どんなに興味のない話だろうが、自分が知っている話だろうが、相手の話を聴けるはずです。相手に敬意があるのですから。

《今日のほめフレーズ》
(相手の話を聴くこと)、うんうん

今回は聴くことについて見ていきました。相手の話を聴くことも「ほめる」になります。

今回もありがとうございました。