みなさん、こんにちは。
今回は「ほめちぎる」について見ていきます。
はい、このブログのタイトルにもありますね。僕も「ほめちぎる診断士」として商標登録をしていますが、今回はこの「ほめちぎる」の内容をご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。
「ほめちぎる」とは?
ほめ達では、「ほめちぎる」は「ほめる」の最上級の表現になっています。
そうするとほめフレーズを連発するようなイメージがありますよね。
だからでしょうか?よく僕も「ほめちぎると名刺に書いている割には、まだサトシさんにほめちぎられたことはないですよ」と冗談がてら言われます。
もちろん、僕もまだまだほめフレーズの数が足りない、ほめるタイミングがわかっていないなど、ほめるスキルが足りないのは事実です。
しかし、「ほめちぎる」とはほめフレーズを連発することとは限らないのです。
ほめ達認定講師など、ほめちぎることのできるほめ達は、ここから紹介するようなことをメインにしていて、ほめフレーズを連発する方はむしろ少ないです。
それでは、ほめフレーズ連発以外のスキルを見ていきましょう。
相手の話を十分に聴く
以前もほめることの1つとして相手の話を聴くことを見ていきましたね。「ほめちぎる」には、聴く力を駆使して相手の話をしっかりと聴くことも含まれています。
ほめちぎる人ができる人は、相手の話を聴くことがうまいです。そして、自分が話すときに相手やその話に合ったほめフレーズを出してきます。
相手は自分の話に共感してもらうことで、スッキリすることができ、満足します。この満足をもたらす行為こそが、「ほめる」の本質です。「ほめちぎる」ことができる人はこのレベルが高く相手に大きな満足をもたらすことができる人です。
聴く力がまだ十分ではないと思われた方は、ほめフレーズ連発ができることよりも、聴く力をつけることを優先したほうが「ほめちぎる」に近づくと思います。
挨拶をする、感謝の言葉を言う
これは謙虚さのところでも見た内容ですね。謙虚さは診断士の三大態度の1つで、その前提として相手への敬意などがありましたね。
ほめることも相手への敬意などを前提としていて、挨拶をすることや、感謝の言葉やねぎらいの言葉を出すことも含まれます。
また、SNSの投稿にコメントをすることや、定期的に連絡したりすることも含まれています。挨拶もコメントも、その人を気にかけているから出てくるものであり、相手を承認していることになります。
相手を承認していることになれば、相手は満足しますよね。
相手に安心や勇気をもたらす
相手が不安を口にしたとき、相手の話を聴いて「大丈夫だよ」と言って安心や勇気をもたらすことも「ほめる」の1つです。
単にほめフレーズを言うだけではなく、相手を承認することが「ほめる」の本質なのです。
こまめにほめフレーズを伝える
これは意外かもしれませんが、ほめちぎる人はほめフレーズを連発するというよりも、こまめにほめフレーズを出しているのです。つまり、一気にほめフレーズを連発するのではなく、長期間かけてこまめにほめフレーズを言って相手に浸透させるのです。
ほめられ慣れていない人や自分に自信がない人が相手だと、ほめフレーズを連発すると怪しまれてかえって警戒される恐れがあります。そうでない人も、ほめフレーズを過度に連発されると消化不良になってすべて受け止められません。
例えば飲み会で女性に「あなたって、かわいいし、きれいだし、服のセンスが良いし、髪型もいいし、落ち着けるし、癒し系だし、話をよく聞いてくれるし、親しみやすいし、すごいよね。素晴らしい!」とほめフレーズを10個も連発しても、相手の女性からすると印象に残るのは1個か2個くらいだと思います。
そのため、ほめフレーズを連発するよりも、何回かに分けてほめフレーズを伝えるほうがいいのです。例えば1回会って10個のほめフレーズを言うよりも、10回会って1個ずつほめフレーズを言ったほうがいいのです。
ほめちぎることの前提は、相手の心理的安全性の構築と維持です。心理的安全性がないのにほめフレーズを連発しても意味はありません。
また、心理的安全性が崩壊した場合、相手は聴く耳を閉ざしてしまいます。そうなるとこちらがどんなに良いことを言っても相手には響きません。
もちろん、ほめちぎることについて、ほめフレーズ連発が全くないわけではありません。でも、ほめフレーズを連発をするとしても、せいぜい2~3個ですね。
また、ほめフレーズを連発するというよりは、「自分でも気づかないうちにスムーズにほめフレーズがどんどん出てくる」ことが、ほめちぎることにとって重要かと思います。
ほめる本質
先ほども述べましたが、相手の満足をもたらす行為こそが、「ほめる」の本質です。「ほめちぎる」ことができる人はこのレベルが高く相手に大きな満足をもたらすことができる人です。
ほめフレーズを連発する以外でも、要は相手の満足度が高くなればいいのです。逆に、ほめフレーズを連発しても相手が消化不良を起こして満足度が上がらなければ意味がないのです。
具体的には、この人といると居心地が良い、落ち着く、何でも話せる、スッキリする、心が浄化される、元気になれる、ポジティブな気分になれる、これらにつながれば「満足度が高い」になります。
そして、そういう相手の満足度をかなり高くさせることができることが「ほめちぎる」であり、それができる中小企業診断士が「ほめちぎる診断士」なのです。

はい、というわけで僕もそれに向けて頑張っています(笑)
《今日のほめフレーズ》
親しみやすい
今回は「ほめちぎる」について見ていきました。僕も真の意味で「ほめちぎる診断士」になれるよう、頑張ってまいります。
今回もありがとうございました。