些細なことをほめる

ほめ達/
  1. ホーム
  2. ほめ達
  3. 些細なことをほめる

みなさん、こんにちは。

今回は具体的なほめ方について見ていきます。

以前も「一気にほめフレーズ連発をしても相手は消化不良を起こす」と述べたと思います。今回はその延長の話になります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

こまめに、些細なことをほめる

ほめることは、ほめフレーズの連発や乱れ打ちではなく、些細なことをこまめにほめていくことがオススメです
まさに診断士の2次試験の事例Ⅲの定番だった小ロット・短サイクルのイメージで、思いついたら小さなこと、些細なことでもこまめにほめていきます

満塁ホームランではなく、シングルヒットやフォアボールを積み重ねるイメージです。その積み重ねが相手にはボディーブローのように効いていきます。軽く流されたり否定されたりしても、ほめた内容は必ず相手に効いています。無意識・潜在意識レベルではきちんと届いています

逆に、初対面の人や自分に自信のない人にほめフレーズ連発でいくとかえって警戒されますし、そうでない人もほめフレーズを連発されたら相手は消化不良を起こしてしまい、ほめる効果が弱まってしまいます

思いついたらその場ですぐ、「小ロット・短サイクル」でほめていきましょう!

ほめ達の神
ほめ達の神

いつほめるか、今でしょ」です。今この瞬間のことをほめていきましょう

ほめることを積み重ねる

ほめることは、即効性がある場合もありますが、基本的にはじわりじわりと効いてきます。ほめることで種を撒き続け、花となる効果は数ヶ月後に表れるようなイメージですね。

もちろん、これは相手の話を聴くこと、挨拶や感謝の言葉も含みます。「ほめる」の最上級である「ほめちぎる」も、ほめフレーズ連発の側面だけでなく、このような側面もあります。

過去の自分と比較する

比較するなら他人とではなく過去の自分と」と言われるように、ほめることも他人のレベルとの高低ではなく、当人の過去のレベルとの高低で比較を行うようにしましょう

他人が相手だと、必ず上には上がいますし、他の人を意識することにもなってしまいます。

しかし、過去の自分が相手なら、前向きに動いている人なら必ず改善・向上しているものがありますので、まだ能力的には未熟でも過去の能力と比較してほめることができます。これにより相手に満足を与えることができます。

加点主義で、小さな1勝をほめる

これはポジティブ思考の具体的なスキルでしたね。

ほめることは加点主義であり、こまめにポジティブなフィードバックをすることと言えます。短所や問題点ではなく、長所や強み、可能性を見ていきます

些細なことをこまめにほめるということは、小さな1勝の内容をほめることでもあります。また、加点主義で捉えることで、「ここができていない」ではなく「ここはできている」に反応するようになるので、小さな1勝も見つけやすくなり、こまめにほめることにつながりやすくなります

ほめ達の神
ほめ達の神

普段からも加点主義で見ていくと、景色がガラッと変わりますよ

当たり前のことをほめる

これは意外にできていない人が多いので、これができるとほめ達として一気に差別化ができます。

「ありがとう」の反対は「当たり前」です。「当たり前」と思った瞬間に、そこに価値を感じなくなります。そうするとほめることができませんし、感謝することも労をねぎらうこともできなくなります。成長もそこで止まってしまい、良い流れは来なくなります。結果、流れだけでなく人も離れてしまいます。

感謝の気持ちも労をねぎらう気持ちも小ロット・短サイクルのイメージで、思いついたら小さなこと、些細なことでも言ってみましょう

《今日のほめフレーズ》
みなさん○○(すごい、さすが、素晴らしいなどのほめフレーズ)

今回は些細なことについて、こまめにほめていくことを見ていきました。これは日々の挨拶や感謝の気持ち、労をねぎらう気持ちを言うことも含まれます。また、相手の話を聴いていくことも含まれますので、ぜひ「小ロット・短サイクル」でほめていただければと思います。

今回もありがとうございました。