ほめることを学ぶ

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みなさん、こんにちは。

ここまで、20回ほどにわたってほめ達のことをお送りしてきました。1ヶ月まるごとほめ達の記事を出すと言って臨んでいますが、意外と何とかなるものですね(笑)

今回はここまでのほめ達の内容を見て、改めてほめることについて学んでみようかと思った方への内容となります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

ほめることを学ぶ人は少ない

英語を勉強して話せるように努力している人は多い一方、ほめ方を勉強して人間関係を円滑にしようと努力している人は皆無ですみんなその場の対応をしていて、いい加減なやり方をしているのが実状です

ほめ方を学ぶことは、いつでもどこでも役に立っていきますし、速効性もあるので学んだその日から効果を実感できます

一方、ほめてほしいニーズは年々高まっています。経済学で言う超過需要になっています。特に若い世代ほど叱られて育つのではなくほめられて育つようになっています。これから求められるのは叱ることではなくほめることです。

ということは、ほめることはそれだけ相手の満足度を得やすく、差別化を図りやすいということです。こんな機会、みすみす逃すのはもったいないですよね。

ほめることの本質

「相手への敬意など」をもち、「相手の満足度を上げる」ためにほめていくこと、これがほめることの本質です

相手への敬意など、つまり相手への敬意や感謝の気持ち、労をねぎらう気持ちがあれば、ほめることが胡散臭くなくなります。相手の話を十分に聴けるようになります。感謝の気持ちをきちんと伝えられるようになります

逆に相手への敬意などがないと、ほめ言葉が胡散臭くなってしまいますし、相手の話は聞かず自分の話ばかりになってしまいますし、感謝もせず当たり前と思うようになってしまいます

ほめ達の神
ほめ達の神

ほめることは、相手が受け入れてくれてはじめて成立するものです。相手が受け入れてくれないなら、そのほめ言葉はただの自己満になってしまいます

満足度を上げることも重要です。当たり前ですが、ほめる人のほうがダメ出しをする人よりも相手の満足度は高くなります。

極端な話ですが、相手を満足させて喜んでもらえることなら、たとえウソでもどんどんほめていいと思います。これは「ウソ」と表現するからいけないのであって、「まだ相手が気づいていないことを気づかせた」という贈り物のようなイメージで捉えていただければいいと思います。
それに、ウソだとしてもピグマリオン効果(心理学的には「幻想真実効果」と言います)が働いて相手はいつの間にかそれを信じるようになっています。

満足度は安心感や心理的安全性とも言えますね

ほめる際に下心が見えると逆効果になります。見返りを期待していると相手にそれが伝わってしまい、警戒されてしまいます。ほめても何かしらの魂胆があると思われてしまい、満足度にはつながりません。

ほめることの効果や、ほめることができない理由については以前述べさせていただきましたので詳しくはそちらを見ていただきたいのですが、ほめることにはたくさんの効果があります。相手だけでなく自分にもチームにも効果はあります。

また、ほめることができない理由でよく出てくるのが「ほめるところがない」と「ほめたら調子に乗る」ですが、ほめるところは必ずあります。また、ほめたら調子に乗るのはほめ方が間違っています(ほめっぱなしの罪を参照)。

まずは形から入る

これまでほめることをしてこなかった方は、いきなりほめ達のようにスラスラほめることはできないと思います。そのため、まずは無理矢理でもいいので、「ほめてみる、感謝の気持ちを伝えてみる」と決心しましょう。そして、無理矢理でもいいので相手をほめてみましょう。感謝の気持ちを伝えてみましょう

直接言うのは恥ずかしいならメールなどでもOKです。まずはほめてみましょう。

慣れてきたら、会っているときに3回ほめてみましょう。これはほめフレーズを3連発するという意味ではなく、最初の話でほめフレーズを1つ言い、途中の話でまたほめフレーズを1つ言い、最後に「ありがとうございました」と感謝の言葉を言うのです。そうすると相手の満足度はかなり高まります。

自分がほめられた場合は、謙遜して否定するのではなく「ありがとうございます」と言いましょう。それが謙虚な対応です。否定するとせっかくの贈り物をその場で捨てることのようになってしまいます。

ほめフレーズ、いくつ出てきますか?

これからほめることを学んでいく方、現時点でほめることを実践している方にぜひ意識していただきたいことが、ほめフレーズがいくつ出てくるかです。

5分間でできるだけ多くのほめフレーズを挙げてみてください。目標は30個ですが、もちろんそれより多くても構いません。
これが多いほどほめフレーズのレパートリーがあり、しかも定着していることになります

ちなみに、僕は48個でした。
でもほめ達になればなるほど出てくる数が多くなってきます。ほめ達ならば目標は60個ですね。5秒に1個ペースです。

《今日のほめフレーズ》
それ参考にしていいですか?(メモしていいですか?)

今回は、ここまでの内容を踏まえてほめることを学んでみようと思った方への内容をお送りしてきました。

今回もありがとうございました。