みなさん、こんにちは。
今回はほめるスキルの応用編です。ほめ方を工夫するだけで、ほめる効果は一気にアップします。
それでは、今回もよろしくお願いします。
人には承認欲求がある
マズローの欲求段階説でも第4段階に承認欲求がありますよね。
人は他人からほめられると嬉しいものです。そして、この承認欲求を刺激する形でほめることができると、ほめることの効果がさらに高まります。
他人にほめてもらうって、謙虚な態度ではないのでは?という疑問がわいてきた方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、承認欲求丸出しの自慢話をして相手に無理やりほめてもらうのは控えたほうがいいと思いますが、そうでないのなら相手にほめてもらうことは一向に構わないです。
相手をほめる際に以下のことを意識すると、承認欲求を刺激する形でほめることができます。
具体的に言う
これは以前も見ましたが、ほめるときは事実を入れて具体的にどこがほめポイントだったのかを表現していくといいです。
例えば単に「すごいですね」と言うよりも、「補助金の著書を出版されるとは、すごいですね」と言ったほうが具体的ですよね(ちなみに、これは僕が実際に診断士の先輩に言ったことです)。この例なら「補助金の著書を出版すること」が事実であり、具体的なほめポイントになります。
単に「すごいですね」だと誰にでも当てはまることですが、具体的なほめポイントを入れることで相手独自の内容になるため、相手の承認欲求をさらに刺激できます。
恩恵が来ていることを示す
人は単にほめられたいわけではなく、自分が周りの人に良い影響を与えているという実感を得たいものです。「あなたのおかげで自分の中でこういう良い効果を及ぼしています」と言われると嬉しいですよね。
例えば「サトシさんがいつもブログを書いていてくれるので、毎朝ブログを見る習慣がつきました」なんて言われたら、僕は飛び跳ねて喜んでしまいますね(笑)それくらい僕の承認欲求は大きく満たされます。
このように、相手の存在が自分のどんな役に立っているのかを言葉にして伝えることも、ほめることに該当します。
また、「自分も勇気をもらえた」とか「刺激をもらってます」など、自分に恩恵が来ていることを説明していくのもいいですね。後者については僕も様々な方から言われます。ありがたいことです。
このような「恩恵、貢献の事実」を示すことで相手の承認欲求は大きく満たされます。
成長を伝える
ほめる際は、相手の成長を伝えることも重要です。人は自分が成長していることがわかると嬉しくなります。これも承認欲求が満たされます。
ポイントは他人との比較ではなく、同じ人の過去と現在を比較して成長していることを伝えることです。
みなさん、他人と比較していませんか?比べるなら過去の自分とです。
例えば「サトシさんのブログ、最初の頃よりも読みやすさがアップしていますよね。さすがの文章力ですね」と言われたら、僕の文章力が成長していることがわかります。
また、比較対象である過去の内容について言い方を工夫することもポイントです。
例えば今のブログの例なら「サトシさんのブログ、最初の頃は読みにくかったですが、今は読みやすくなっていますよね」と言ってしまうと、相手(この例なら僕)には「読みやすくなった」というほめている内容よりも「以前のお前のブログは読みにくかった」という印象のほうが強くなってしまい、ほめる効果が半減してしまいます。

「悪い→改善した」の流れより「並→(さらに)良くなった」の流れのほうが相手の印象は良くなります
感謝されることにヒントがある
自分が言われて嬉しかったこと、感謝・喜びの声を集めてみると、どういうことを言うと相手が嬉しくなるのかが見えてきます。
なお、喜びの声はほめられたことや顧客から言われて嬉しかったことが該当します。
そして、笑顔や元気は良い流れを引き寄せます。

相手を笑顔にする、元気にすること、相手に勇気や希望を与えることが、ほめ達のモットーです
歓迎の意思を示す
みなさんもはじめてコミュニティに入ったとき、ひとりで不安ではなかったでしょうか?
そのときに、新人の他のメンバーや先輩メンバーが話しかけてきてくれたら嬉しくなりませんでしたか?
そうなると、スムーズにそのコミュニティに入れますよね。
人間は自分が他の人から歓迎されていると感じると承認欲求が満たされるとともに、安心感をもてます。
これはコミュニティのところでも見ましたが、既存メンバーが内輪ノリばかりで新人を歓迎していない雰囲気があると、事実上の参入障壁ができてしまい、新人メンバーは入ってきません。仮に入ってもすぐに抜けます。結果的にいつまでも既存メンバーどうしで、いつの間にか「主」みたいなベテランばかりになります。
《今日のほめフレーズ》
イイね
今回は承認欲求を刺激するほめ方について見ていきました。せっかくならほめ方を工夫してほめることの効果を大きくしていきましょう。
今回もありがとうございました。