みなさん、こんにちは。
今回は自分にとって不愉快なことに出くわしたとき、ほめ達はどう捉えるかについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
普通は不快になる
例えば、この記事の原稿を作っている最中にこのようなことがありました。
電車に乗っていたのですが、途中の駅でかなりやばい高校生グループが乗ってきました。
電車に乗り遅れそうな仲間を待つために電車のドアが閉まるのを妨害していたのです。
イメージはこの動画のような感じですね。
これにはさすがに車掌がブチギレていました。
みなさんもこんな乗客がいたら不快になると思います。人によってはその高校生グループに「おい、ふざけんなよ!」と言ってしまうのではないでしょうか?
鉄オタであり電車にかなり乗っている僕の経験上でも、ワースト5に入るようなひどいグループでした。
ちなみに、この動画のように誰かがこの模様を撮影していてSNSに投稿したら炎上するでしょう。そしてネット上にいる「特定班」という人が学校や氏名を突き止めて大ごとになるレベルだと思います。その高校生グループは制服を着てましたので、今は簡単にバレます。
マナーの悪い層はどうしても一定数います。自分のことしか考えていない、周囲の人の気持ちを考えられない人はいます。
また、中にはストレス発散でわざと迷惑行為をしている人や、ヤンキーや暴走族など世間や社会への反発から迷惑行為をしている人もいます。もしかしたら上記の高校生グループもヤンキーや暴走族の予備軍なのかもしれません。
メンタルを不快にしないためにも、こういう人達がいることと、こういう人達の行動を受け入れる必要があります。
ほめ達はこう捉える
ほめ達はこういう不快な出来事があると「これは何のチャンスか」を考えるようにし、ネガティブな解釈は思考を停止して「・・・・・」でいくことによってネガティブな考えや感情が出てこないようにします。
僕もこれができれば良かったのですが、ついイラッとしてしまいました。そりゃワースト5に入るほどの不愉快なグループでしたので。ほめ達としてまだまだですね。
そんな不愉快なグループに対しても、ちゃんとしたほめ達ならば不快になりません。
仮に不快になってもそれを態度や発言に出さずにポジティブで楽しい気分を維持しています。

不快なことが起きたときはネガティブな解釈を止めるとともに、口角や眉を上げるとポジティブな気分を維持しやすくなります
なぜそんなことができるのか?
ほめ達は、どんな人だろうと相手の意見や価値観を尊重しています。「自分のものは正解かもしれないけど、相手の意見や価値観も正解だ」と捉えています。それがどんなにふざけたものでもです。
たとえ上記のようなワースト5に入る不愉快な高校生グループだろうが、ストレス発散でわざと迷惑行為をしている人だろうが、世間や社会に反発するヤンキーだろうが、ちゃんとしたほめ達ならば意見や価値観の違いがあっても不快にはなりません。
どうやったら不快にならないの?
みなさんが気になることはこちらだと思います。
そんなに不愉快な人の言動でも不快にならないために、ちゃんとしたほめ達は具体的にはどのように動いているのでしょうか?
実はこれに関しては前にも述べています。復習がてら見ていきましょう。
電車の中にいる汗臭いオッサンなら、「うぜーな」と思う前に、
①「もしかしたら炎天下の中働いていたのかも」と背景の事情を考える
②「そんな中で働いてくれてありがとうございます」と感謝の気持ちをもつ
③「そんな中で働いてきて、お疲れ様でした」と労をねぎらう
④相手への敬意をもつ
こういうのを以前述べさせていただきました。
また、別の記事ではこんな流れも見ていきましたね。上記の流れに肉付けしたものとなります。
ポジティブ・楽しい・強気に捉える→ネガティブな思いが消える→背景の事情を考慮できる→感謝できる→労をねぎらう→精神的余裕→尊重→敬意
解釈の基本である「ポジティブ・楽しい・強気」の解釈をまずはします。
ポジティブ・楽しい・強気に解釈した後は、ネガティブな思いが軽減されています。
それによって背景の事情を考慮できるようになります。
そうすると感謝や相手の労をねぎらう余地が出てきて、精神的に余裕が出てきます。
その精神的余裕が意見や価値観の違いの理解をもたらします。
そうすることで相手を尊重でき、敬意を示せる余地が出てきます。
キツいなら一旦離れる
上記のような流れが理想ではありますが、とは言っても不愉快な人がいたらなかなかできないですよね。
特に最初の取っ掛かりである「ポジティブ・楽しい・強気」の解釈ができるかどうかがカギになっていきます。ここができないと上記のポイントにある流れを享受できません。
「ポジティブ・楽しい・強気」の解釈が難しいなら、パーソナルスペースを広く確保できるところに避難してください。
それにより一旦冷静になって判断できるようになるので、「ポジティブ・楽しい・強気」の解釈ができるようになります。
パーソナルスペースを広く確保する例として、先ほどの電車の中で見たワースト5に入る不愉快な高校生グループだとしたら、隣の車両に移るとか、降りて次の電車を待つことをすればいいのです。少なくとも、隣にストレス要因がいる中で何十分もいるよりはストレスになりません。少しの手間でストレスを軽減できるなら、それをやらない手はありません。
そうすると背景の事情を考慮しやすくなります。また、適当力(最善主義)での解釈もできるようになります。これができる頃には、相手がしている不快なことが頭に入らなくなってきます。
解釈の基本は「強気・ポジティブ・楽しい」の3つですが、ここに適当力(ほどほど力)と背景の事情を考慮することを加えると、大抵の不快なことは片付きます。
楽しく解釈できるためのコツ
まず、相手の価値観や意見は「間違い」ではなく自分のものとの「違い」があるだけです。「間違っている」ではなく「自分とは違う」と思いましょう。これが楽しく解釈できるための第一歩です。
どうしても異なる価値観や意見にたいして不快感が勝ってしまうなら、その異なる価値観や意見に興味をもってみましょう。
そして、
・自分にはなかった発想を得られた
・そうくるか
・その手があったか
・そんなふうに考えたことはなかった
・それは新しい考え方だ
・面白い考え方(やり方)だ
・それをやっていて楽しめるならそれもアリだな
と解釈してみましょう。
そうすると「そういうやり方もあるのか、その発想はなかった」と発見でき、「勉強になる、刺激になる」と捉えられるようになります。

異なる意見・価値観には「そうくるか、その手があったか」です
このように、「異なる価値観や意見への興味→面白い→その発想はなかった→勉強になる」という順序で捉えてみると、スムーズに受け入れられます。
そして、相手との「違い」を楽しめるようになると、もはやメンタルは無敵です。
精神的余裕をもてるためのコツ
これは復習ですが、精神的・時間的余裕をもちやすくするためのスキルとして、「1日2~3回は不快なことが起こる」と想定済みにしておくことがあります。
不快なことが起きても2回や3回くらいなら「想定済み・織り込み済み」とすることで、心の余裕・待つ余裕をもちやすくなり、柔軟な対応や器の大きな対応ができるようになります。そうなれば不快なことをしてきた相手を許せるようになります。
相手の価値観や意見を尊重するためのコツ
「相手にはそういう意見を言う自由や行動をする自由がある、そういう価値観もある」ということを理解しましょう。それが相手の尊重することになります。
ストレス発散でわざと迷惑行為をしている人も、ヤンキーや暴走族など世間や社会への反発から迷惑行為をしている人も、逮捕されない限りはそれをやる自由があるのです。
また、価値観や意見が異なる他人は、多くの人が「周りを(相手を)困らせてやろう、迷惑をかけてやろう、不快にさせてやろう」と思いながらその言動をしているわけではありません。決して悪意はありません。
自分勝手と言うより、周囲の人への意識が他の人より不足しているだけです。普段から視野が広い人からすると、視野が狭い人の行動はイライラするかもしれませんが、相手は悪意があるわけではないのです。
特に観光地での観光客や初めての分野のことなど、慣れていない状況下では視野が狭くなるので周囲の人への意識は向きにくくなります。別にわざと迷惑行為をしているわけではありません。
また、グループのときやたまの気晴らしのときは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」のようにどうしても「集団浅慮」が起こりやすくなります。気分が浮かれているだけでわざとではないのです。
そう考えると、相手を許せて相手の価値観や意見を尊重しやすくなりませんか?
もちろん、ストレス発散目的で迷惑行為をしている人や、ヤンキーや暴走族など世間や社会への反発から迷惑行為をしている人もいますが、こういう人に対しては背景の事情を考慮し、労をねぎらいましょう。
《今日のほめフレーズ》
そうくるか、面白い
今回は不快なことが起きたときのほめ達の反応について見ていきました。
僕も早くこれができるようになりたいです。
今回もありがとうございました。