みなさん、こんにちは。
僕と言えば電車によく乗っているイメージですよね。
そうです。僕は人よりもたくさん電車に乗っています。そのため、迷惑な客も人よりたくさん見てきました。
そんな迷惑な客の最たる例がうるさい人です。元から大声の人、酒が入って大声になっている人、テンションが上がって大声になっている人など、いろんなタイプの人がいます。
今回はそんなうるさい人について見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
大声で話す人はバカっぽく見える
夏のある日に電車に乗っていたら、途中駅から浴衣の女子大生3人のグループが乗ってきました。
その日は祭りか花火大会があるのでしょう。浴衣を着て髪型もいつもと変えてきて、テンションが上がっていたのだと思います。キャーキャーうるさい声が車内全体に響いていました。
キャー、その浴衣めっちゃかわいいー!
えー、写真とろー!!
うわー、この後雨降ってくるってよ!
どうしよー!!
傘買ってシェアするー?
・・・しらんがな(笑)
誤解を恐れずに言うなら動物園のサルやチンパンジーのようなものでした。日本語を話せるサルやチンパンジーと思われても仕方ないうるささで、あまりにうるさく周りの乗客も迷惑そうにしていたので、僕は途中の駅で降りました。
大の大人もやってしまう
この女子大生グループのような大学生や学校帰りの高校生ならまだ社会的なマナーまで配慮できなくても仕方ないのかもしれません。
しかし、このようなうるさいグループは社会人でもいますよね。
例えば金曜日の夜はサラリーマンの飲み会帰りのグループが大声で話しています。お酒が入って気分が良くなっている、ストレス発散につなげていることもあるのでしょう。

サラリーマンの飲み会については、以前の「金曜日・土曜日・祝前日の留意点」という記事でも詳しく述べていますので、よろしければご参照ください。
電車以外でも、例えばカフェで大声で話しているおばさんのグループもいますよね。また、京都の街中を歩いていると「旅の恥はかき捨て」の勢いでテンションが上がって大声で話している観光客もいます。
めったにできないことでテンションが上がっている、ストレスを発散したいなどの事情はわかります。しかし、こういううるさい人は他の人からすると迷惑ですよね。
もちろん、そんな大声を出しているグループを目障りと思うのではなく、背景の事情を考慮し、労をねぎらい、言動を尊重する必要があります。それが「相手への敬意など」です。
大声で話す人がバカっぽく見える理由
ここは公平に論じたほうがいいと思いますので、チャットGPT先生に聞いてみました。すると、こんな回答がありました。
「大声で話す人がバカっぽく見える」と感じる理由には、心理的・社会的な要因がいくつかあります。これは必ずしもその人の知性を意味するわけではありませんが、次のような点が「バカっぽく見える」印象につながります。
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- 自己制御の欠如に見える
大声で話すことは「感情を抑えられない」「周囲に配慮がない」といった印象を与えることがあります。これは社会的な成熟度や自己制御能力の低さに見えるため、結果的に「知性が低そう」と思われることがあります。
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- 威圧的・自己中心的に見える
声が大きい人は、「自分の意見を押し付けようとしている」「他人の意見を聞く気がない」ように見られることがあります。これは反知性的、つまり「対話的でない=バカっぽい」という印象につながります。
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- TPO(時と場所と場合)をわきまえない
静かな場面(図書館、電車内、会議など)で大声を出す人は、「空気が読めない」「場の雰囲気を理解できない」と見なされがちです。これは社会的な知性が欠けているように感じられ、結果的にバカっぽく映るのです。
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- アニメ・ドラマ・バラエティの影響
メディアでは、コミカルな「うるさいキャラ」や「おバカキャラ」が大声で騒ぐ描写が多くあります。こうしたイメージが無意識に刷り込まれており、現実の大声の人にも「軽薄」「お調子者」といったレッテルを貼ってしまうことがあります。
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- 周囲とのギャップが際立つ
みんなが普通の音量で話している中で、一人だけ声が大きいと、その「違和感」が目立ちます。そのギャップが、「浮いている人=ちょっとズレてる=バカっぽい」という印象を与えることもあります。
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まとめ
大声で話すこと自体が悪いわけではありませんが、「場に応じた声のトーンを調整できない」ことが、知性や配慮に欠けるように見えてしまうのです。つまり、大声が問題なのではなく、「声の使い方の不適切さ」が印象を悪くしている、ということです。
さて、ここからは僕の意見ですが、この中だと1と3の影響が大きいと思います。周囲への配慮がない、TPOをわきまえないことが、大声で話してしまうことになり、それが周囲の人からすると「社会的な知性がない、バカっぽく見える」につながっているのだと思います。
「バカ」は偏差値的なことではない
チャットGPTも述べていましたが、周囲への配慮のなさやTPOをわきまえないことは、社会的な知性がない証拠であり、それが「バカっぽく見える」原因となっています。
これはあくまで人間的な頭の良さであり、勉強や受験でお馴染みの偏差値的な頭の良さではありません。
実は、先ほどの女子大生のグループが乗ってきた駅は日本有数の難関大学の最寄駅でした。
もちろん、かと言ってその女子大生のグループがその難関大学の学生だと確定したわけではありませんが、その駅から乗っていている以上、「あの大学の学生かな?」と思われてしまうのは仕方ありません。
仮にその難関大学の学生の場合、偏差値的な頭はかなり良いです。
しかし、この女子大生のグループは周囲に配慮できない、TPOをわきまえないなど、人間的な頭の良さ(社会的な知性)はなかったことになります。
その比較対象というわけではありませんが、(僕はうるさくて電車を乗り換えたのですが)乗り換えた先の電車にも浴衣姿の女子大生のグループがいました。しかしこちらのグループはうるさくなかったです。周囲に配慮できる、TPOをわきまえるなど、人間的な頭の良さはこちらの女子大生グループのほうがありますね。
電車で学校や塾に通学している小学生も電車の中や駅のホームでうるさい声が響いていることがありますよね。
こういう小学生も難関私立小学校の生徒だったり、難関中学校を目指している生徒だったりします。どちらもいわゆる「お受験」で入る学校ですから、偏差値的な頭は良いのでしょう。しかし、人間的な頭の良さ(社会的な知性)は鍛えられていないと思われます。それがあるなら、電車の中や駅のホームで騒いだりしません。
もしかすると、両親が偏差値的な頭の良さしか見ていないのかもしれません(中にはそれが人間の価値のすべてだと思っている残念な方もいます)が、人間的な頭の良さがないと大人になってから苦労しますよね。大人になれば偏差値的な頭の良さは関係ないことがたくさん出てきますからね。
ちなみに、同様の趣旨で言うと電車の中や街中でイチャイチャしているカップルもそうですよね。いわゆる「バカップル」というやつです。
また、イヤホンから明らかに音漏れしている人も、バカっぽく見えます。チャラ男のイメージを想像していただければありがたいです。
これらの人は自分の欲求が優先で周囲に配慮できない、TPOをわきまえないからそういうことをするのです。

この「周囲に配慮する、TPOをわきまえる」というのは謙虚さのポイントになっています。
この2つは超重要な内容になるので、ぜひ押さえておいていただければと思います
洗練されてくるとうるさくなくなる
さて、ここまで人間的な頭の良さ(社会的な知性)がないとバカっぽく見えることを述べてきましたが、逆に言えば、人間的な頭の良さ(社会的な知性)が鍛えられていくとうるさくなくなり、周囲の人からバカっぽく見えることがなくなることになります。
人間的な頭の良さ(社会的な知性)はどうやったら鍛えられるか?
簡単です。相手への敬意などをもち、謙虚さをもつことです。これらがあれば周囲の人への配慮ができるようになりますから、大声で騒いだらいけないことが自ずとわかります。
今回は声が大きい人がバカっぽく見えることについてお送りしてきました。
今回もありがとうございました。