みなさん、こんにちは。
今回はマスコミのことでもあり、診断士としてのコミュニケーションのことでもある内容をお送りします。
イメージは政治家や不祥事を起こした企業・芸能人の記者会見です。
それでは、よろしくお願いします。
話が噛み合わない
政治家や不祥事を起こした企業・芸能人の記者会見を見てみると、政治家や社長・芸能人と、相手の記者で話が噛み合っていないことが多いですよね。
下手をすると記者が質問という建前で説教や自分の意見をアピールすることに使っている記者会見もあります。
昔は何の違和感もなく視聴者や読者も受け入れていましたが、最近は話を噛み合わせようとしない記者の態度がネットで叩かれていることも多くなりました。
では、なぜ話が噛み合わないのでしょうか?
結論ありきで頑なに変えようとしないから
これは以前にもこちらの記事で取り上げました。
マスコミのニュースや週刊誌・雑誌の記事はほとんどが「結論・自分の意見ありき」で作ります。具体的なやり方としては、最初に結論や自分の意見を設定し、それに都合の良い根拠だけ並べ都合の悪い根拠は無視します。そして自分でネガティブな方向に妄想し勝手に結論や内容を決めつけているのです。
その背景には「この方向に視聴者・読者を誘導したい」という思惑があります。
そのため、記者会見でもいくら政治家や社長・芸能人が「誤解です」とか「それは違います」と言っても「いや、そうに違いない。やましいことがあるから隠しているんだ!」と一点張りで話が噛み合いません。
敵意をもっているから
まず、不祥事を起こした企業・芸能人なら悪いことをしたから会見をしています。
また、政治家についても不祥事を起こしたら悪いことをしたことになりますが、ただの政策説明会見や定例会見なら悪いことはしていません。
しかし、記者会見で登壇した人はすべて「悪」と記者は捉えています。マスコミは「自分たちは正義、相手は悪」という価値観を常に記者に教えているため、記者も骨の髄まで「自分たちは正義、相手は悪」という価値観が染まっていて、そのような構図で記者会見が行われます。
そのため、「記者会見に出てきた相手は悪だ。我々が成敗してくれる!」という敵意をもって記者は会見に来ています。
記者からすると、登壇者は敵なのだから、意見や価値観の違いを尊重する気は一切なく、登壇者が言ったことを理解しようとしないのです。
テレビ、新聞こそ正義だと思い込んでいる記者はいまだに多いです

「わかりたくない」ありきだから
先ほども見たように、記者は結論ありき、敵意ありきです。「登壇者が悪。説明はすべて言い訳か責任逃れのものだ」と決めつけています。つまり「自分の意見が正しく、相手は間違っている」と決めつけているのです。そして、それに都合の良い根拠だけ並べ都合の悪い根拠は無視します。
そのため、登壇者がまともな説明をすると記者にとっては都合の悪いことになります。そうなると「あー、あー、聞こえないー!」として登壇者の説明を聞こうとしません。当然、理解することもありません。
立場や利害に違いがあるから
政治家や社長・芸能人は「追及される側、説明をする側」であるのに対し、記者は「追及する側、説明を求める側」ということで、立場や利害に違いがあります。
野球なら3アウトで攻撃側と守備側が交代しますが、記者会見はずっと記者が攻撃側、登壇者が守備側です。立場が常に異なります。
そして記者は「叩きたい」、登壇者は「守りたい」で利害も常に異なります。
背景となる知識の量に差があるから
記者はハッキリ言って素人です。多少は勉強をしてきていますが、明らかに付け焼き刃レベルです。
確かに記者は偏差値的な頭の良さはあるかもしれません。しかし、政治や企業、芸能界の風潮や暗黙のルールなどはわかりません。また、政治家や社長は特定の分野においては常人よりもはるかに知識をもっています。
こうなると記者の知識程度ではまるで大人と幼稚園児くらいの違いがあります。
そのため、親が小さな子供に理屈で指導をしても子供はわからないのと同じで、登壇者がいくら説明しても記者は背景の知識がないからよくわからないのです。
そして、わからないから「こいつらはきっと何か隠している。だからわけのわからない言い訳ばかり言うんだ」と思って登壇者を余計に叩こうとします。自分の知識量がないだけなのに、それに気づいていないのです。
診断士としては絶対NG
さて、ここまで見てきた記者のような聞き方ですが、診断士としてはこんな聞き方はNGですよね。
まず、敵意をもって聞いていること自体、論外です。
また、自分で結論や内容を一方的に決めつけていることや、「わかりたくない」ありきというのもNGです。
このような横柄な記者の動画は探せばいくらでも出てきます。ぜひご自身で検索し動画をご覧になった上で、そのような記者の聞き方や態度を反面教師にしていただきたいと思います。
万が一こんな記者のような診断士がいたら
まずいないとは思いますが、このような横柄な記者のような診断士がいて一緒に仕事をしないといけない場合には、以下のようなことを心がけていただけたらと思います。
言い方や手段を変えてみる
比喩を使う、相手の身近な例に置き換える、図解など書いて説明する、第三者の意見やデータを示すなど、わかりやすくする工夫をしましょう。
普通に伝えても相手には届かないので、「どう言えばこの人に伝わるか?」という視点をもっていきましょう。
理解させること自体を諦める
要は「こいつには何を言っても無駄だ」と割り切り、距離を置くということです。
診断士の仕事で同じチームになった人に限らず、職場や家庭でもこういう人がいたら、「全部分かってもらおう」とするのを捨てましょう。割り切ることで気持ちが楽になります。
自分の責任範囲を明確にし、必要最低限の関わりにとどめましょう。そして、相手には期待しすぎないようにしましょう。これらも割り切ることで楽な気持ちでできるようになります。
今回は記者の例から話が通じない人について見ていきました。
こういう記者は診断士としての反面教師になります。
今回もありがとうございました。