プロ野球のIT面の視点①

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みなさん、こんにちは。
今回からしばらくはプロ野球のIT面の話になります。

さて、以前「プロ野球の違った見方②」の記事でモーションキャプチャーのことを話しましたよね。これによってサインパターンや選手の癖を盗む(解読する)のが容易になりました。

しかし、プロ野球界に入っているIT技術はモーションキャプチャー以外にもあります
今回はそのようなものをご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は、広島の路面電車にしてみました。こちらもモバイルICOCAなども対応できるようになり、ますますIT化が進んでいます。

チャットGPTに調べてもらいました

こういうことを言うと、「弱い球団のファンの人が僻みでオカルト的なことを言っているだけだ」という反論をされる方もいらっしゃると思いますので、公平性や客観性を確保するためにチャットGPTに調べてもらいました。

最近はすごいですね。「最新のIT技術を教えて」と入力するとすぐにあれこれ出てきます
僕は情報システムが苦手(令和7年度の1次試験も公開された後に解きましたが52点でした)なので、僕自身がこのようなIT技術に詳しいわけはないですからね(笑)
なのでチャットGPTに任せてみました。

「中小企業診断士としての見方」では、このようなIT面のことについても現実を冷静に受け容れる必要があります

プロ野球におけるデータ解析(いわゆる「セイバーメトリクス」や高度なスポーツデータ分析)は、ここ数年で非常に高度化してきています。最新の動向を整理すると以下のようになります。

トラッキングシステムの活用による打者・投手の詳細データ

    •    NPBでもスタジアムに「トラックマン」や「トラッキングカメラ」を導入する動きがあります。
    •    投球の回転数(Spin Rate)、球速、球種、軌道、打球角度などをリアルタイムで測定。
    •    バッティング解析
    •    打者のスイング軌道、バットの速度、ミートポイントの精度をデータ化。
    •    打球方向・飛距離の予測モデルを作成し、シフト守備や打者の強み・弱点分析に利用。

AI・機械学習の応用

    •    予測モデル
    •    打者ごとの次の打席結果、投手の球種選択確率、失点リスクなどを予測。
    •    映像解析
    •    スイングやフォームを動画から自動で解析し、改善点を提示。
    •    チーム戦略シミュレーション
    •    データを元にしたシミュレーションで試合展開のシナリオ分析。

ただし、データ活用の課題として、①データ量が膨大で扱う専門人材が必要、②NPBでは球団ごとに導入の差が大きい、③データ解析結果を現場(コーチや選手)がどう活用するかが重要、というものがあります。特に②が大きく、近年はこの導入を積極的に行い、うまく扱っている球団が優勝しています。

最新のプロ野球データ解析は「単なる成績統計」から、「リアルタイム計測・AI予測・戦略シミュレーション・身体管理(トレーニング・指導内容の考案)」まで広がっています。MLBと比べるとまだ発展途上ですが、日本球界でも徐々に導入が進み、戦術や育成の高度化に直結しています。

機械学習、ビッグデータ、AIなど、情報システムの最新ITトレンドの論点で出てきたものですね

実際の導入例

プロ野球各球団では、データ解析の活用が進んでおり、特に以下の球団が注目されています。

読売ジャイアンツ

読売ジャイアンツは、データ解析システム「BACS(Baseball Analytics and Coaching System)」を導入しています。このシステムは、高性能弾道測定器「トラックマン」から得られる数値データを科学的に解析し、ボールの変化を可視化することができます。これにより、投手の球質分析や選手のコンディションチェック、育成、故障防止、チーム編成・補強などに活用されています 。

埼玉西武ライオンズ

埼玉西武ライオンズは、データ解析会社「DELTA」と連携し、データ×球団運営のリアルを伝えるイベントを開催しています。このイベントでは、球団統括本部長やデータ分析の専門家が登壇し、トラッキングデータやバイオメカニクス分析の活用状況、映像を用いた解析のトレンドなどについて語っています 。

横浜DeNAベイスターズ

横浜DeNAベイスターズは、データ分析の企画立案や統計・機械学習を用いたデータ分析を担うデータサイエンティストを募集しています。これにより、チーム編成や育成、戦術への貢献が期待されています 。

これは以前も取り上げたことがありますね。

テクノロジーを活用した横浜DeNAベイスターズ選手の強化施策 | DeNA×AI WORKS

福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークスは、球団統括本部長が登壇するイベントを開催し、ベースボール・オペレーションのトップとして導入してきたテクノロジーや組織形態、仕組みについて語っています。これにより、アナリスト像やデータ解析の活用方法についての理解が深まっています 。

親会社がIT企業の球団(横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス)はブランド向上になるから積極的にオープンにしやすいですが、それ以外の球団はそこまでオープンにはしていません。それは企業秘密に関わることで、わざわざ公開して自分の手の内を明かす必要はないからです。ですが、他の球団が導入しているのに自分たちは導入しないとなると明らかに劣勢になりますから、導入するのは当たり前ですよね。

12球団共通の取り組み

トラッキングシステムの導入
「トラックマン」や「ラプソード」などの高性能弾道測定器を活用し、投手の球速や回転数、打者のスイング軌道などを詳細に分析しています。

ホークアイの導入
ホークアイとはソニーの子会社であるホークアイ・イノベーションズ社が提供するシステムのことです。
球場に設置したたくさんのカメラの映像をもとにボールやプレーヤーなどを追跡し分析することができます。
ホークアイはピッチングやスイングのスピード、体の動き方、守備位置、走者や野手の走るスピードなど、さまざまなデータを取ることができます。

データ解析の専門人材の採用
データサイエンティストやアナリストを積極的に採用し、チーム編成や育成、戦術の最適化に活用しています。

映像解析の活用
試合映像や練習映像を解析し、選手のパフォーマンス向上や戦術の最適化に役立てています。

ここまで挙げれば、弱いチームのファンがよく言っているような「優勝チームの奴らはインチキして耳に無線でも仕掛けているんだ」とか「ユニフォームの裏にバイブレーションを仕掛けてあって球種を教えているんだ」なんてオカルト的な言いがかりではないことはわかるはずです。もはやIT技術は当たり前に浸透しています。

これらの技術はまだ球団によって活用の差は大きいです。これらの経営資源の量が多い、質が高い球団ほど有利になります。つまり、うまく活用している球団は活用していない球団にいつも勝つことができますので、それだけ優勝しやすくなります

今回はプロ野球に導入されているIT技術について見ていきました。

次回は今回出てきた「ホークアイ」について詳しく見ていきます。

今回もありがとうございました。