みなさん、こんにちは。
前回まで、ほめ達がほめ達相手に「そうくるか」や「惜しい」を言うと本音が相手にバレてしまうことや、相手にポジティブな印象を与えるための「そうくるか」や「惜しい」の使い方について見ていきました。
そうなると、こんな疑問が出てくるかもしれません。
「じゃあ、ほめ達は本音を出したらいけないの?本音はどこで出すの?」
今回はこちらについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
本音は出していい。ただし・・
もちろん、ほめ達も本音は出していいです。
ただ、何の工夫もなく思いの丈をそのまま話すのはダメです。それではパワハラ・モラハラまっしぐらです。
もちろん本音を隠すのもダメです。それでは当たり障りのないことしか言えなくなります。
そうではなく、安全な形に加工して外に出すのです。
本音を出さない人は誠実ではありません。でも、加工せずに出す人は未熟です
その「加工」のやり方をここから見ていきます。
相手への敬意、相手の意見への尊重ありき
これは「加工」というより態度の面ですが、態度も「加工」の対象です。
なぜなら、相手への敬意などがない状態で自分の思いの丈を伝えると、相手の心はポキンと折れてしまうからです。パワハラ・モラハラまっしぐらの人はこういうことをしているのです。
相手への敬意や相手の意見への尊重の態度、相手がしてくれたことへの感謝の気持ちや労をねぎらう気持ちをもち、謙虚な態度で接します。
それにより、こちらの本音を「攻撃」ではなく「提案=ギフト」に変えます。攻撃ではなく、関係を良くするためのメッセージだと捉えないといけません。
もちろん、「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えることも有効です。僕もこまめに「ありがとうございます」と言っています
アサーティブな表現を心がける
アサーティブはお互いの意見を通してWin-Winにするものです。
詳しい内容は次回の記事で見ていきますが、アサーティブな表現をするなら、「私」を主語にする必要があります。 「~すべき」、「~が悪い」ではなく、「私は~と感じる」とか「私は~してほしい」と伝えます。自分の気持ちを率直に伝えることで、相手も自分と向き合えます。
また、具体的に伝えることも必要で、数字や具体的な状況で伝えます。誤解を防ぎます。
こうすることで感情と事実を分けることもできます。怒りや不満といった感情をぶつけるのではなく、「この状況(事実)に対して、私はこう感じ(感情)、こうしてほしい」と冷静に伝えることができます。
先ほどの態度の面と絡めると、相手への敬意や感謝の意識を忘れず、「自分も相手も大切にする」姿勢が重要です。
「私はこう思う」と伝えながら、相手の意見も尊重しながら対話で理解を深めることで、より良い人間関係を築きながら本音を伝えていきます。
問いや共有に変換して出す
本音は「評価」ではなく「問い」や「共感+提案」に変換して出すようにします。
なぜ「評価」として出すと壊れるのかというと、「全然できていない」とか「何を考えているんだ!」などと本音をそのまま出してしまうと、相手の心がポキンと折れてしまい、相手の安心感や心理的安全性が崩れ、モチベーションも低下するからです。
正論は時に残酷なものになります。正解/不正解の上下関係が固定されてしまい、相手は「守る or 黙る」モードに入るしかなくなります。
安心感や心理的安全性がなくなるので、連絡や相談も少なくなります。
モチベーションが下がるため、学びもなくなります。
そのため、「評価」を「問い」や「共感+提案に変換して出すようにします。
「それ、全然違う」ではなく、「この考えに至った決め手は何でしたか?」とか「どこを一番大事にしましたか?」など、質問の形にします。
部下や後輩を相手にする場合でも、タメ口で質問するのはNGです。これでは質問の形の圧力になってしまい、いわゆる「詰問」になります。相手の安心感や心理的安全性を奪うことになります。
敬語を使い、相手への敬意が相手にも伝わるようにします。
また、共感と提案に変換するのもいいです。
例えば「できていない」ではなく、できている部分を共感し、その上で「○○を前提にすると別の見え方が出るかも」と提案すると、ほめ達としての伝え方ができますし、本音も話すことができます。
ほめ達は伴走支援、双方向のコミュニケーションができる人なので、「一緒に考えましょう」と相手に伝わる接し方をするといいです。
「そうくるか」や「惜しい」の本来の役割
さて、前回まで見てきた「そうくるか」や「惜しい」ですが、この2つは本音を出す前のクッション的な役割が本来の役割です。
「そうくるか」は発想の受容、「惜しい」は伸び代の宣言として本音を伝える前のクッション言葉になります。
だから「そうくるか」や「惜しい」単体で終わると空虚なものになってしまいますが、必ず次に「問い」や「共感+提案」を続けることで、本音が建設的に現れるようになります。
《今日のほめフレーズ》
うぉぉ!羨ましすぎます!
今回は、ほめ達がどうやって本音を出せばいいかについて見ていきました。
ポイントは「アサーティブ」と、評価を「問い」や「共感+提案」に変換することでした。
次回はその「アサーティブ」を詳しく見ていきます。
今回もありがとうございました。