はかた号

診断士活動(コンサル)

みなさん、こんにちは。

今日は交通系診断士としてのネタです。

突然ですが、「はかた号」ってご存知ですか?

特急列車?新幹線?バス?フェリー?
どれにでもありそうな名前ですよね。

今回はこの「はかた号」がブランドを得て人気になった話をお送りします。
それでは、今回もよろしくお願いします。

はかた号とは?

まず、はかた号って何かですよね。
はかた号は、東京と福岡を14時間以上かけて結んでいる夜行バスです。

西日本鉄道(西鉄バス)が運行していて、東京のバスタ新宿と福岡県の北九州市(小倉)と福岡市(博多・天神)を結ぶ夜行高速バス路線です。
新宿駅南口のバスタ新宿と、博多駅の隣にある博多バスターミナルの約1100kmを、14時間以上かけて走破する夜行高速バス路線です。

かつては運行距離、所要時間ともに日本最長の高速バス路線でしたが、今ではオー・ティー・ビーが運行する「オリオンバス」(東京駅〜博多駅間1,110 km、15時間50分)に次ぐ国内2位、所要時間は国内4位(東京発14時間17分、福岡発14時間39分)となっています。
なので、今はトップではありません。

「はかた号」以外の東京 – 福岡間を結ぶ公共交通機関としては、前述の夜行高速バス「オリオンバス」のほか、鉄道路線では東海道・山陽新幹線「のぞみ」、空路では首都圏と九州各県の国内定期航空路線、フェリー航路では東京港(東京港フェリーターミナル) – 新門司港間のオーシャン東九フェリーがあります。

昔は今のようにスマホで動画を見るような習慣がなかったため、車内での14時間がものすごく退屈な時間でした。そのため、車内でお茶や軽食を味わえる時間を作ったり、車内で映画を流したりしていました。

東京側の出発地、バスタ新宿

意外と高い料金

はかた号は意外と高いです。ダイナミックプライシングを採用しているので、残りの期間や席数によって価格は異なりますが、安くても通常の席(3列シート)が1万円、個室の席が2万円です。高いときはそれぞれプラス1万円となります。

比較対象として、新幹線は約5時間で、指定席での料金は約23,000円〜24,000円です。
飛行機は約1時間45分〜2時間で、ANAやJALなどのフルキャリアでの通常片道料金は2万円台が相場です。

そのため、はかた号は新幹線や飛行機よりは安いですが、早割や特割などを使えばそこまで価格差がありません

ブレちゃってますが、1世代前のはかた号はこの車両で、現在は名古屋行きで使われています

LCCで移動したほうがいい

はかた号は14時間かかるわけですが、飛行機から2時間あれば着きます。
また、LCCなら1万円以下で移動できることもあります
LCCは羽田空港ではなく成田空港からにはなりますが、成田空港までの交通費を含めてもはかた号より安く行けます。
なので、はかた号より速く、安く行けるならわざわざはかた号を選ばなくてもLCCを選べばいいことになります

ちなみに、福岡空港は博多駅から地下鉄で2駅なので、福岡側の移動時間はほぼありません。

LCCなら1万円以下で行けます

飛行機嫌いの人なら新幹線

LCCがいくら速い、安いとしても、飛行機が嫌いな方もいらっしゃると思います。そういう人に「飛行機に乗れ」は酷なことです。

そのため、飛行機嫌いの方は新幹線がいいかと思います。また、飛行機に乗せられないものを運ぶ場合も新幹線になりますね。

新幹線にも早割、特割のようなものがありますので、調べればはかた号以下の値段で東京〜福岡を移動できます。

新幹線でも特に新大阪から西側は安いプランが豊富です

はかた号にはブランドがある

このように、はかた号より圧倒的に速い飛行機や新幹線のほうでも工夫次第ではかた号より安く行けるとなると、はかた号の出番はないようにも思えます
よって、はかた号に乗る人は物好きくらいしかいないと言えます

しかし、はかた号は満席になることが多いです
個室は連日満席、通常の席も満席か、空席があってもかなりの混雑になっています。

なぜ、みなさんはかた号に乗るのでしょうか?

それは、はかた号には新幹線や飛行機では代替できないブランドがあるからです。

まず、今は違いますが元々は路線の長さや乗車時間が日本一でした。日本一の山は富士山、日本一の湖は琵琶湖というように、日本一というのは認知されやすいです
認知されればそれがブランドになります

そして、次に挙げる理由がはかた号のブランドを一気に向上させました。

今ではブランドになっていて、太陽の塔のようなロゴがゴールドになっています

水曜どうでしょうで一躍人気に

日本一の夜行バスという元からの認知に加え、一気に知名度を上げたのが北海道テレビ放送(HTB)制作のバラエティ番組、「水曜どうでしょう」でした。今では一躍有名な大泉洋を全国区にした番組です。

水曜どうでしょうの名物企画の「サイコロの旅」ではかた号が登場しました。そこでは、はかた号を「キング・オブ・深夜バス」として紹介され、大泉洋などの出演者が実際に乗車する企画を放送したことで、全国的な知名度が高まりました

はかた号は、水曜どうでしょう全盛期には多客期に4台運行の日もありました。今でもたまに2台運行の日があります

バス好きの方はもちろん、水曜どうでしょうのファンも多くはかた号を利用するようになりました。
今でも「キングオブ深夜バス」というブランドで認知されていて、それが「あえてはかた号に乗る」という客を増やしている要因となっています

西鉄天神バスセンター(福岡)の乗り場案内

今回は「はかた号」について見ていきました。

今回もありがとうございました。