みなさん、こんにちは。
今回も「ほめ達はネガティブに思わないのか」についての最終決定について見ていきます。
結論としては、
ほめ達でも普通にイラッとはする。ただし、そこからの“扱い方”が、ほめ達は違う。「メタ認知→離れる→ピン留め→ポジティブに思う」の流れでいけばOK!!
ということでした。
イラッとしてOK、ネガティブに思ってOKということでした。
それでは、今回もよろしくお願いします。
悟りではなく“技術”
ここまでの内容をもう一度まとめます。
他人の不快な言動を見て、ネガティブな感情が出ないようにする、ネガティブな感情を消すのは無理です。それこそ悟りを開いた僧侶や仙人じゃないとできません。
しかし、ネガティブな感情の後処理はトレーニングで変えることができます。
ほめ達は、ネガティブを「消す」のではなく、「素材として使う」のです。
人間である以上、他人の不快な言動を見て嫌な気持ちにならないなんて無理です。
ネガティブな思いを感じない人を目指すのではなく、「ネガティブな思いを感じた後どうするか」が現実的な戦略になります。
ネガティブな思いの意味
ネガティブな感情は“異常”ではなく「今すぐそこを離れなさい」というメッセージの“信号・センサー”です。
感情を否定せず、一度受け取り、その場を離れ、その後にポジティブなピン留めをしてポジティブ解釈モードにした後で、ポジティブな方向で意味づけを選びます。
つまり、他人の不快な言動を見て 「イラッとしない人になる」ではなく「イラッとしても引きずらない人になる」ができればいいのです。それができるのがほめ達であり、それができるようになるための技術がこの「メタ認知→離れる→ピン留め→ポジティブに思う」の流れです。
ほめ達に関してよくある誤解
ほめ達認定講師である僕ですら、今の今まで疑問に思っていたくらいのことですから、多くの方がほめ達に対して誤解をもっていても不思議ではありません。
例えばこんな誤解をもっています。
- 何でも無理やりポジティブにする
- 嫌なことを感じないようにする
- 我慢していい人ぶる
実際は逆で、ネガティブを否定せず一度受け取り、離れた上で“解釈を選び直す”のがほめ達です。
ここはほめ達を理解するうえで一番大事なところです。
ほめ達は嫌なことを感じないようにすることではなく、ネガティブを否定せずむしろ一度受け取るのです。そして、ネガティブ感情は「消す対象」ではなく「処理する対象」です。

今回の事例
前回と同じく、ちょっとした事例を見て実際の流れを確認してみましょう。
路線バスに乗っているとします。車内は混んでいて、後ろ側にある2人掛け席の通路側にまで人が座りそうです。
路線バスを使ったことがある方なら体感いただけるかと思うのですが、路線バスの2人掛け席ってかなり1人分が狭いですよね。

自分は窓側に座っていたのですが、通路側にそこに太った男性が座ってきました。
申し訳ないけど若干臭い。汗臭さと加齢臭が混ざったような臭いで、さらに髪や服装も乱れている。正直言って、若い女性などから「キモい」とか「ウザい」と言われてしまうような人です。
さて、このとき、ほめ達とそうでない人(一般)でどうリアクションが違ってくるでしょうか?

①まず普通に反応する(メタ認知)
まず“そのまま感じる”段階です。本人には申し訳ないかもしれませんが、「キモいなぁ」「ウザいなぁ」でもいいですし、「臭い」でもいいです。正直なことを思っていいです。そして「今、自分はイラッとしている」と客観的に感じます。
ここはほめ達、一般どちらも変わりません。人間として自然な反応なので、ほめ達だろうがネガティブに思ってOKです。
②離れる
その場を離れることができるかが、この4つのステップがうまくいくかのカギを握ります。
ほめ達はここで重い腰を上げて離れます。例えば次のバス停で席を立ち、前のドア付近まで行く。立ってしまうかもしれないけれど、そのほうが今の席に留まるよりもメンタルへのダメージが少ないです。
しかし、この流れを知らない人はそのままこの席に留まりますから、ネガティブ思考のアリ地獄の性質に従ってどんどん不快指数が増していきます。
電車の席と違って路線バスの2人掛けは狭いので、そこに太ったが隣にいたら自分が窮屈な思いをしてさらにイライラしてきます。
・ほめ達:離れる(席を立つなど)
・一般:留まってイライラが増す
ほめ達の“裏の本質”は、「ポジティブに考えられる範囲でポジティブに捉える」です。「どんな状況でもポジティブに考えるべき」ではありません。無理なときは無理でいい、逃げてもいい、距離を取っていいのです。
③ポジティブなピン留め
一般の場合はそんな概念はありませんので、どんどんイライラが増すだけです。
・ほめ達:離れた先で「いいねー」
・一般:留まってイライラがどんどん増す
④ポジティブな解釈
そのまま引きずるのが一般なのに対し、ほめ達はポジティブな解釈をします。
・ほめ達:ポジティブな解釈をする
・一般:ずっとイライラする
例えば「①あえて違うところを見る」タイプでいくなら、「この人はいろいろ大変なのだろう。お疲れ様です」と相手の労をねぎらうことをします。
ほめ達は相手をほめることによって自分の心を整えることができるので、労をねぎらう、感謝することも含め、ほめることによって自分自身も落ち着いていきます。
ところが、一般の人はこの概念を知りませんので、この状況(今回なら太った人が隣にい続けて窮屈な状況)でほめることなどできません。
今回もほめ達はネガティブに思わないのか、その最終決定について見ていきました。今回はここまでの2回の振り返りのウエイトが強かったですが、それだけ大事なことなのだと思っていただけたらと思います。
今回もありがとうございました。