みなさん、こんにちは。
突然ですが、「ポジティブ・楽しい・謙虚」のうち、身につけてから活躍する診断士とそうでない診断士で最も差がつくものはどれでしょう?
今回はそちらについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
答えは・・・
え?謙虚さじゃないの?だって謙虚さは他の2つより身につけるためのハードルが高いってお前言ってたじゃん!
そう思われた方、いつも僕のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
しかし、謙虚さではありません。問いをよく見てみましょう。「身につけてから」という制約条件があります。謙虚さは身につけるまでが大変であって、身につけてからは大差がつくものではありません(それでもある程度の差はつきます)。

制約条件無視は2次試験でよくやったミスですよね
答えは「楽しい」です。
ポジティブ・楽しい・謙虚の三大態度のうち、「ポジティブ」と「謙虚」は元々の性格の要素が強いです。もちろん現時点で身についていない場合でも、身につけるための矯正をしていけばOKです。
一方、「楽しい」は元々の性格の要素よりも、診断士の動き方として意識することのほうが重要です。例えばコミュニティで人脈を多く構築することで楽しめるようになりますし、診断士の仕事も楽しいものを選んだほうがいいですよね。
前回の記事でもレポーターさんが意識しているのが「楽しい雰囲気」でしたね。
いくら診断士になっても、1人で孤独では楽しい感覚もわかないでしょう。パワハラやモラハラに毎日悩まされる仕事では楽しく活動できませんよね。そのため、「楽しい」はモチベーションや仕事の選び方の問題にも関わってきます。
例えば僕は診断士の受験も仕事も好きです。僕が通っていたTAC名古屋校の津田まどか先生からも

サトシ君って診断士のことになると本当に楽しそうに話すよね。
診断士はサトシ君の天職だと思う
などと言われます。
また、一発合格道場も「楽しく活動する」がモットーになっていて、道場の先輩から「診断士の活動を楽しんでくださいね」とよく言われていました。
以前、先輩や同期の診断士から応援される、可愛がられることについて述べましたが、先輩や同期の診断士から応援される診断士も楽しく活動をしている人です。「相変わらずいろんなところでご活躍で」とか「活き活きとされていますよね」と周囲の人から言われるようになると、楽しく活動をできている証拠とも言えます。
実際、活躍をしている診断士は楽しんでいる人が圧倒的に多いです。活躍している診断士を何人か思い出すとほぼ全員が「楽しい」という雰囲気を出していますし、実際に飲み会や仕事を楽しんでいます。
逆に、会社の上司のように何かあるとすぐに指摘してくる人や、悲壮感や切迫感が漂っている人は「楽しい」雰囲気がありません。そういう人は診断士としての仕事はあまりしていない人が多い印象です。
なので、僕は診断士活動を楽しむようにしています。新幹線で東京や名古屋に移動して仕事やイベントの参加をすることも「楽しむ」の一環ですし、何よりも移動を楽しんでいます。
私に診断士活動を楽しむ資格ってあるの?
「楽しみましょう」と言っても、合格までに長年かかってしまった人、2次試験がギリギリの点数で合格した人、養成課程出身の方だと、「私に診断士活動を楽しむ資格ってあるのかな」と考えてしまうことはないでしょうか?
大丈夫です。僕も合格までに9年かかり、2次試験は5回目で合格して、合格した年の2次試験の得点は243点でギリギリでした。おそらく、どこか1問でも追加で間違えていたら(下手するとキーワード1つを書いていなかったら)不合格だったでしょう。
そんな僕でも診断士の活動を楽しんでいます。全国いろいろなところに行っていますし、講師業や執筆、コンサル、教材作成などいろいろな活動もしています。ついこの前からはXも始めていますからね。
僕もそうでしたが、1年目の方なら診断士としての仕事が取れなくても、一発合格道場やタキプロなどの受験生支援団体があります。こういうものに入るとそこのメンバーどうしで連絡を取り合うことや飲み会を開催することが多くあります。大学のサークルのような気分で楽しむことができます(もちろん、ポジティブな解釈をすることや謙虚さも必要ですし、学生気分での接し方は診断士としてNGです)。
診断士取得までのルートがどんなルートであれ、診断士取得後の活動を楽しむことが重要になります。
例えば大阪の人がディズニーランドに行くとしましょう。このとき、ディズニーランドに無事に着いてディズニーランド内で楽しむことができれば、新幹線、在来線、飛行機、高速バス(夜行バス)など、ディズニーランドに来たルートなどどうでもいいです。問題は「ディズニーランドでどれだけ楽しむか」ですよね。

もちろんこの「楽しむ」はポジティブな方向です
よく「中小企業診断士は独占業務がない」と言われますが、独占業務がないということは、「ポジティブで楽しい活動ができる」、「ポジティブで楽しい活動を選ぶことができる」ということです。それが中小企業診断士に与えられた権利であると思っています。
以上、「楽しむ」の有無により診断士のキャリアとして大きな差が出てくることを見ていきました。
今回もありがとうございました。