ほめマインドと診断士の三大態度

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みなさん、こんにちは。

前回はほめることについて見ていきましたが、今回はマインド的なものになります。

実はほめ達のマインドは活躍する診断士に必要な三大態度(+相手への敬意など)とリンクしています

それでは、今回もよろしくお願いします。

三大態度とリンクする

上記のように、ほめ達のマインドは活躍する診断士に必要な三大態度(+相手への敬意など)とリンクしています。それでは、詳しい内容を早速見ていきましょう。

ポジティブ

「ポジティブ」については、「ほめる」と聞いて最もイメージしやすいと思います。いわゆる「ほめフレーズ」です。
ただし、前回も見ましたが「おだてる」や「我慢してポジる」ではありません

ほめフレーズを言うと、ポジティブな内容を発することになります。そうすると、解釈もポジティブなものになり、それに合わせようとポジティブな理由を探します
逆にネガティブなことを言うと、ネガティブな解釈をし、ネガティブな理由を探します。そしてそれに無理やり都合の良いように相手にラベルを貼っているだけです。

楽しい

「楽しい」は、笑顔(表情)や楽しそうな態度、行動が該当します。ほめているのに怒りの顔ではおかしいですよね(笑)
ほめることはフレーズだけでなく、仕草や表情、態度にも表れます。例えば相手の話を聴く力がある人はほめ達になりやすいです。そう、実はほめ達はほめフレーズを連発するだけでなく、相手の話を聴くこともスキルになっています

解釈の先頭がポジティブ・楽しいもの

ほめ達のスキルの1つに、「まずほめよ。あとはそれから考えよ」があります。例えば「なぜすごいか」は考えなくていいので、解釈の先頭に「すごい」を出してみるのです

不快なことがあったら、解釈の先頭に「そうくるか!」を入れてみましょう。そうすると意見や価値観の違いをポジティブに意識しやすくなり、受け入れやすくなります。もちろん、実際に「そうくるか!」を言っても構いません。相手も「自分にはこの人にない発想をした」と思って嬉しくなります。

謙虚

「謙虚」は、マインドやミッションが該当しますほめ達は「ほめる」がイメージ的に先行しているため、どうしても「ポジティブ・楽しい」がクローズアップされがちですが、実は謙虚さが重要になっていますこれがないとほめフレーズが上から目線になってしまいます

ほめ達の3級までなら、正直なところほめフレーズが上から目線になってしまう方もいます。しかし、ほめ達1級や認定講師になると謙虚さをもっているので、ほめフレーズが上から目線になってしまうことはありません

ほめ達では、「誰もが尊敬しあえる世界に」というものをミッション(理念)にしています。「世界」と言うとスケールが大きそうですが、グループやチーム、家庭、1対1での会話の相手と自分など、人間関係があるところはすべて該当します

ほめ達の神
ほめ達の神

ほめられたら、「いやいや」ではなく「ありがとうございます」。これも謙虚な対応で、ほめ達はこちらです

相手への敬意などがある

こちらは敬意、感謝、労をねぎらうフレーズが該当します。具体的には「よろしくお願いします」、「ありがとうございます」、「大変ですよね」などですねこういう相手への敬意などがあるから心理的安全性が確保され、会話している空間が安心安全な場になります

例えば相手がミスをしたときやわからないときに、安心してあなたに報告や相談はしていますか?それができているなら、心理的安全性が確保されている証拠です

また、この「相手への敬意など」は、ほめ達での最大の留意点とされている「ほめることを相手のコントロールに使わない」にも反映されています。つまり、相手への敬意などがあれば、「ほめて相手をコントロールして自分の意のままにしよう」ということは考えません

「相手への敬意など」がなくほめると相手には「おだてている、胡散臭い」などと感じられてしまい、ほめることの効果が十分に得られません

ほめ達の神
ほめ達の神

ほめることで相手をコントロールすると、「おだてる」になってしまいます

先ほど見た「ほめ達3級の方だと上から目線になってしまう方もいる」というのも、3級だとまだこの「相手への敬意など」について見ていないからです。

三大態度が揃って真のほめ達

活躍する診断士にとって必要な三大態度が揃った状態でほめることで、相手のモチベーションが上がり、満足度向上や安心感の醸成につながります。そして、安心感によりパフォーマンス向上や関係性強化、人脈・ネットワーク構築ができます

ここまでできてはじめて「真のほめ達」です。つまり、「ポジティブ・楽しい・謙虚」と、謙虚さの前提である「相手への敬意など」の1つでも欠けると真のほめ達にはなれません。確かに「ほめ達」にはなれますが、それは「見せかけのほめ達」であって、「真のほめ達」ではありません。

企業経営理論でやった「見せかけのロイヤルティ」と「真のロイヤルティ」の違いのようなものですね

《今日のほめフレーズ》
ありがとう

今回はほめ達のマインドについて見ていきました。ほめ達のマインドが診断士に必要な三大態度とリンクしているのは、ある意味で当然というか、必然だと思われます。

今回もありがとうございました。