ポジティブなものへの変換

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みなさん、こんにちは。
今回は前回見た「変換」についてもう少し詳しく見ていきます。

ほめ達はネガティブな解釈が出る前にリフレーミングによってポジティブな解釈や見方に変換する能力があります変換のトレーニングを多く積んでいて、「短所」は「長所」、「問題点」については「伸び代」と捉えます。そして、変換のスキルが高いほどほめ達の能力も高く、「ほめ癖」がついていることになります

今回はそんな変換の能力について、もう少し掘り下げていきましょう。

それでは、今回もよろしくお願いします。

変換すると見方が変わる

ほめることの効果の1つとして、見方が変わるということを見ていきました。変換によって、今まで見えなかったことが見えるようになります。今まで気づけなかったことが気づけるようになります。今まで出てこなかったアイデアが出てくるようになります

例えば「ケチ」とか「落ち着きがない」という短所も、「いざというときにお金を大量に使える」や「周囲の様々なことに気がつく」など、リフレーミングによってポジティブな表現に変換して長所のように捉えます。これができるのがほめ達です。

また、例えば相手と話している際、相手が不快なことを言ってきたとします。普通に捉えるなら相手に対して「ムカつく。こいつはウザい」となってしまいます。
しかし、ほめ達はリフレーミングによって「面白い奴だ」とか「そうくるか!」と変換します。確かにその場では無理かもしれませんが、メンタルが落ち着いてからはそのように変換します。それにより、相手に対する印象をネガティブなものにしないことができます

だからこそ、日頃からネガティブなこと(不快なこと)をポジティブな解釈に変換するトレーニングをしていく必要があるのです。

放っておくとネガティブに考える

人間の脳はラクをしようとします。人間には防衛本能があるため、目の前の人・モノ・出来事について、ポジティブな解釈よりもネガティブな解釈のほうがラクにできるようになっています。そのため、不快なことが起きたらネガティブな解釈を優先しがちで、そのネガティブな解釈に都合の良いようにラベル貼りをし、考えることをやめてしまいます

しかし、ほめ達は変換の能力があるため、不快なこともポジティブな解釈をします。常に価値を発見しようとするので、心の視野が広がります。そうすると、ラクをしてネガティブな解釈でラベル貼り(ラベリング)をするのではなく、広い視野で変換をしてポジティブな価値を発見することができます

見方は1つだけではない

ほめ達のスキルの根底にあるものとして、「見方は1つではない」というものがあります。

例えば100円玉も、円のイメージがありますが、正面ではなく横から見たら長方形になりますよね。でも「100円玉=長方形」と認識されている方は非常に少ないと思います。

これは「100円玉=円」でラベル貼りをして、そこで考えるのをやめてしまっているからです。

その点、ほめ達は多面的に見て「100円玉=長方形」に変換しています。ほめ達になるにはこういう変換ができる必要があるのです。

先ほどの「ケチ」とか「落ち着きがない」という短所の例も、相手が不快なことを言ってきた例も、見方は1つだけではありませんでした。広い視野でポジティブな見方に変換することで、メンタルに優しい捉え方ができます

変換のコツ

変換のコツは「これは何のチャンスだろう?」です。これを思考のクセにしてみてください。ほめ達はこれがしっかりとクセになっています。

理想としては、ネガティブなことをすべてポジティブに変換していくことです。これはトレーニングをすればできるようになります。トレーニングと経験で変換の能力はどんどん上がります変換できないものはありません

先ほども見たように、脳は放っておくとすぐにネガティブなことばかり探すようになります。ほめるよりもけなすほうに働いてしまいますので、怠け癖がある脳に命令していきましょう!

ほめ達の神
ほめ達の神

ほめ達はネガティブなことをポジティブに変換できますから、視野が広いことも特徴です

ほめ達になるということは・・・

ほめ達になるということは、ポジティブの感受性を強くすることと言えます言動はもちろん、ふと考えることも「ポジティブ・楽しい・謙虚」なものになり、巷に溢れるネガティブな情報の氾濫に耐えられる強さを手に入れるということです。ほめ達はそういう「ポジティブ・楽しい・謙虚」の究極形でもあります

また、ほめ達になるということは、脳の使い方を学ぶことでもありますポジティブに変換することで、解釈も理由づけもポジティブになります。その積み重ねが「ほめ脳」を作り出します。そして、それをもっているのがほめ達です。ほめることで視点(見る角度)が変わり、ポジティブな解釈や理由を含めて新たな価値が見えてきて、相手の安心だけでなく自分の成長にもつながります

《今日のほめフレーズ》
癒される、やさしい

今回は変換に関する内容を詳しく見ていきました。変換の能力がある人ほど、ほめ達としてのレベルが高いことになります。

今回もありがとうございました。