ほめフレーズを言ってはいるが・・

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みなさん、こんにちは。

今回はほめフレーズを言っているけど上から目線やバカにしたように聞こえてしまうことについて見ていきます。

以前、ほめフレーズが嫌味に聞こえないようにすることについてご紹介したことがあります。

今回はその第二弾として、上から目線やバカにしたように聞こえないようにすることについてご紹介します。

それでは、今回もよろしくお願いします。

フレーズ自体気をつける

例えばほめ達検定3級で習う「3S=すごい、さすが、素晴らしい」のうち、「素晴らしい」は上から目線に聞こえてしまうことがあります

これは「素晴らしい」に評価のニュアンスが入っているからです。「すごい、さすが」は賞賛のニュアンスがほとんどですが、「素晴らしい」は上司や先輩が部下や後輩に対して評価をするニュアンスがあります

確かに、ホストやキャバ嬢は「すごーい」とか「さすがですね」とは言いますが、「素晴らしいです」とは言わないですよね。

他にも「素晴らしい」のように、ほめフレーズではあるけど評価や上から目線のニュアンスがあるほめフレーズを挙げてみると、以下のものがあります。

・よくやった
→王様っぽい評価感。「素晴らしい」と同じようなニュアンス

・立派だ
→年長者や先生が生徒に言う感じで、目上感が強い

・たいしたものだ
→感心はしているが、評価者の目線が強い

・感心した、感動した
→ほめつつも、こちらが「見てあげている」感がある

・なかなかやるね
→対等っぽくても、上から目線のニュアンスがある

・よくできました
→子どもに言うほめ方で、大人同士では上から目線っぽい

・やるじゃん
→「思ったよりはできるじゃん」的ニュアンスで評価目線

・上出来だ、優秀だね
→完成度を採点している感じがする

・よく頑張った
→ほめてはいるが、教師・親的な目線になりがち

・結構なことだ
→フォーマルだが、どこか“裁定者”的な響き

このように、上から目線や評価のニュアンスがあるほめフレーズはなるべく使わないほうがいいとされています。

「素晴らしい」は、相手が部下や後輩の際には大いに使用していいものです。

言い方やニュアンスに気をつける

このような上から目線や評価のニュアンスがあるほめフレーズは使わない、これはわかりました。

じゃあそれ以外のほめフレーズならいいですよね?

となると、惜しいです。

なぜなら、言い方やニュアンス次第で上から目線になってしまうからです。

例えば、このイラストのように大きな態度で「すごい」とか「さすが」と言われたらどうでしょう?

また、このイラストのような感じで「最高!」なんて言われたらどうでしょう?

確かに、フレーズそのものとしては上から目線や評価のニュアンスはありません。
しかし、その態度によって上から目線のニュアンスやバカにしている感が出てしまいます

実際、僕も診断士としての仕事(チームでの仕事)をしているときに、これをやってしまった診断士がいて、相手の社長からクレームが来たことがありました。そのときに言われたのが、「大企業出身の俺(その診断士)がお前のような下等な会社の面倒を見てやっているんだぞ」という感じが出ていた、ということでした。

おそらく、その診断士には相手の社長をバカにする意図はなかったと思いますし、上から目線になるつもりもなかったと思います。しかし、相手にはバカにされている、上から目線で見られていると感じ取られてしまったのです。
いくらこちら側が「そんな意図はないですよ」と言っても、相手が「バカにしている、上から目線だ」と思ってしまったらそうなってしまいます

また、前回の記事で述べました「相手をコントロールすること」が滲み出ていると、バカにしている、上から目線のニュアンスが出やすくなります。相手をコントロールしたい意図があると、無意識レベルでも相手を下に見ているからです

だからこそ、ほめる際はフレーズこそ相手に届けるものの、「思い」は自己完結でいって相手には届けない必要があるのです。

表情も気をつける

基本的にほめフレーズはポジティブなベクトルです。それなのに顔がポジティブな表情ではないとおかしいですよね

このイラストのように顰めっ面で「すごい」とか「そうくるか」と言われても、相手からするとそのまま受け取れないと思います。

メラビアンの法則

非言語的コミュニケーション(情報)の要素も、ほめることの効果を左右します。表情や姿勢、声のトーンやさ、身振り手振りなどの要素は、言葉の内容よりむしろ相手が受ける印象に大きく影響を与えます

有名なメラビアンの法則ですよね。感情や態度を伝えるコミュニケーションにおいて、視覚情報(見た目・表情)55%、聴覚情報(声・トーン)38%、言語情報(話の内容)7%が影響するという心理学的な法則です。

先ほどの、ほめフレーズを言っていても不快に思われるのも、メラビアンの法則によりフレーズよりも表情のほうが相手に与えるインパクトが大きいため、ほめフレーズよりも顰めっ面というネガティブな印象のほうが強く残ってしまうからです。

これを見ても、ほめ言葉という言語情報は7%しか相手に影響を与えません。それ以外の93%の非言語情報がダメならば、いくら良いほめ言葉を言っても相手には刺さりません
例えば同じ「よく頑張ってるね」でも、口角や眉が上がって穏やかな表情の上司から言われるのと、ぶっきらぼうの表情の上司から言われるのとでは、相手の印象は全く異なると思います。もちろんこれはそのまま相手の安心感や心理的安全性に影響していきます。

ほめフレーズを言うときは、笑顔で口角や眉も上げてみてください。僕はこれをやるようになってからはほめ達としてのレベルが上がったと思います。そして、相手の話を聴けるようになりましたし、人脈や仕事などでの「良い流れ」も来るようになりました。

《今日のほめフレーズ》
ポジティブのアンテナ(楽しいアンテナ)が敏感ですね

今回はほめフレーズを使っても上から目線やバカにした感が出ないようにするための話をしてきました。

確かに、ほめ達3級ならば「体験者」なので、単にほめフレーズを言えばOKです。
しかし、ほめ達としてそれ以上のレベルに行きたいのなら、単にほめフレーズだけ言えばいいものではないのです。「思い」は自己完結で、言い方やニュアンス、表情も考慮する必要があるのです。ここまでできてはじめてほめることの本質レベルまでできるようになったと言えます
そして、ここまでできると周囲の人からはまるでキラキラしたオーラがあるように見えてきます。それがほめ達認定講師に求められるレベルでもあります

今回もありがとうございました。