みなさん、こんにちは。
今回は「ほめちぎる」の意味について改めて見ていきます。
以前、このような記事を出しました。
基本的にはこの内容から変わっていません。
しかし、ほめ達認定講師養成講座の受講によってほめ達としての実力も上がりましたし、キャリア分析もしました。また、ほめ達協会の西村理事長からも「ほめちぎるの定義を考えてみてはいかがですか?」と提案をいただきましたので、今回はこの「ほめちぎる」の改訂版の内容をご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。
「ほめちぎる」の基本的な意味
上記のように、「ほめちぎる」の基本的な意味は先ほど出した記事の内容から変わっていません。
復習がてら概要だけ列挙しますと、
・ほめフレーズ連発ということではない
・長期的スパンでこまめにほめフレーズを出している
・聴く力を駆使して相手の話をしっかりと聴くことが含まれている
・相手を承認する
・相手に満足を与え、安心や勇気をもたらす
・相手の満足度を高めることが「ほめちぎる」の本質
・前提は相手の心理的安全性の構築と維持
・挨拶をすることや、感謝の言葉やねぎらいの言葉を出すことも含まれている
・SNSの投稿にコメントをすることや、定期的に連絡したりすることも含まれている
となります。
「ほめちぎる」の定義の修正
さて、ここで上記の「相手に満足を与え、安心や勇気をもたらす」について、「安心」については接して与える三大要素、「勇気」については僕の経営理念にあったということで、ここは加筆していきます。
旧:相手に満足を与え、安心や勇気をもたらす+相手の満足度を高めることが「ほめちぎる」の本質
↓
新:相手の満足度を高め、安心感・心理的安全性・信頼を与え、元気と勇気と希望をもたらすことが、「ほめちぎる」の本質
もちろん診断士としての三大態度(ポジティブ・楽しい・謙虚)や、謙虚の前提である「相手への敬意など=敬意、感謝、尊重、背景の事情の考慮、労をねぎらう」も、相手と接するための前提になっています。
ちなみに、「元気、勇気、希望」や、この後出てくる「笑顔」もほめフレーズです
そしてそれは、以下のことをすることでもたらされます。
・長期的スパンでこまめにほめフレーズを出す
・聴く力を駆使して相手の話をしっかりと聴き、相手を承認する(共感する)
・挨拶をする
・感謝の言葉やねぎらいの言葉を出す
これらができると、余程ひねくれた人でないならば、知覚的防御をしていた状態(ほめ達で言うなら「心のコップが下向きの状態」)から、こちらに対して安心感をもってくれて心理的安全性を確保できます(ほめ達で言うなら「心のコップを上向きにする」ことができます)。
励ますことも「ほめる」になります。つまり、相談されたときに相手を励ますことも「ほめちぎる」に含まれます。不安や動揺などを感じやすい人、落ち込みやすい人やグチばかりこぼす人には励ますことが有効です。
笑顔で接する
これは僕が得意なことですし、印象に残りやすい、イベントの紹介や提案を受けやすい秘訣だも思います。つまり、口角や眉を上げていることも含めて笑顔で聴くことができていると、「良い流れ」がもたらされます。これは間違いなく、自信をもって言えます。
そしてこれも「ほめちぎる」の前提になると思うので加筆します。
「良い流れ」がもたらされるような人は、自分が知っている話、興味のない話でもきちんと聴くことができます。
相手のコントロールは考えない
ほめることについて、「フレーズ」 は相手にまで届かせる一方で、「思い」は自己完結で相手にまでは届かせないことにより、「ほめる」を相手のコントロールに使うことをなくしています。
ほめちぎることの到達イメージは、相手が「自分がほめてもらえた」とか「俺ってすごいかも」と思えるレベルです。
しかしその一方で、こちら側からは「相手がそう思ってくれたかな?」と考えてしまってはいけません。
ここが難しいところですね
自己肯定感が高い
自己肯定感が高い人は、自分自身の心が整っていて、精神的余裕があります。そのため、自信をもっている中で「自分はまだ未熟」と思うことができます。それにより、謙虚な態度で話を聴くことができますし、周囲の人のおかげで今の自分があると認識することができます。
もちろん、自己肯定感が高い人は自分の頭の中で使っている言葉が基本的にはポジティブなものになり、周りの人からすると魅力的に見えてきて、キラキラと輝いて見えるオーラがあります。
魅力的な人は魅力的な言葉、考え方、行動、交流をします
自己肯定感が高い人は何か課題や壁が立ちはだかっても、「できない理由」ではなく「できるようになる方法」を探します。「できません」ではなく「どうやったらできるか」を考えます。
演じる、装う形でもいいので、こういうものを意識していくと「なりたい自分」に近づいていけます。
これらができるからこそ、ほめちぎると相手にも笑顔があふれ、相手のモチベーション向上、スキルの成長、業績向上、事故やトラブルの防止、組織活性化、離職率低下につなげることができます。
ほめられることで、企業経営理論でやったインターナルマーケティングのような効果をもたらします。つまり相手のモチベーションが上がり、組織への満足度やロイヤリティが上がり、離職率が下がります。技術力の高い従業員が残るため、技術力や品質の維持だけでなく、イノベーション(学習)による技術力や品質の向上も可能です。安心感や心理的安全性も確保できるため、不都合なこと(ミスやトラブル)も積極的に報告できるし、本音も言いやすくなります。コミュニケーションや提案・発言、チャレンジの量も増えます。
そうなれば、製品やサービスの品質が向上し、大きなトラブルも避けることができ、顧客満足度向上などのLTV系の恩恵をもたらし、持続的収益確保ができます。イノベーションによりコストも下がるため、利益の安定や向上につながる、というわけです。

また、巡り巡って自分にとってもプラスの引き寄せがもたらされ、周りの人が自分の「善口」を言うようになります。
さらに、ほめちぎることを繰り返していると、相手ではなく自分にもメリットがあります。それが「見えないものが見えてくる、気づかないものに気づける」です。
イメージで言うなら暗闇の中です。何もしなければどこにあるかわからない物に、ほめちぎることでスポットライトが当たり、ハッキリ見えるようになるイメージです。
「ほめちぎる」の定義(改)
ということで、「ほめちぎる」の定義を改めて行うと、このようになります。
診断士としての三大態度(ポジティブ・楽しい・謙虚)や、謙虚の前提である「相手への敬意など=敬意、感謝、尊重、背景の事情の考慮、労をねぎらう」をもとに、自己肯定感が高い状態で、笑顔で相手と接し、①長期的スパンでこまめにほめフレーズを出す、②聴く力を駆使して相手の話をしっかりと聴き相手を承認する(共感する)、③こまめに挨拶をする&感謝の言葉やねぎらいの言葉を出すことにより、相手の満足度を高め、安心感・心理的安全性・信頼を与え、元気と勇気と希望をもたらすこと。
これが「ほめちぎる」の定義であり、「ほめちぎる」の本質とも言えます。
そして、これが診断士とのシナジー効果を生み出します。
診断士のスキルも上がる
この「ほめちぎる」ができると、診断士としての仕事にもプラスになります。つまり、双方向のコミュニケーションや伴走支援のレベルが上がります。
例えば今までなら伝え方がどうしても「アドバイス、教える」の形になっていたものが、「相手が思い当たる、気づくための手伝い」の形になっていきます。
相手をコントロールして相手を変えようと思うから「アドバイス、教える」になってしまうのです。「提案」でもまだ相手を変えるニュアンスがあります。
しかし、「ほめちぎる」ができるなら相手をコントロールして変えようとは思わないなら、相手がどう思うかは気にしません。
だからこそ、こちらからは変えようとせず、ただ相手の可能性を信じることができるようになり、こちらは「ほめちぎる」を通じて相手が気づくことや相手の考えを引き出すことの手伝いをする形にできます。
まだ暗闇の中にあって見えないことに対して、「ほめちぎる」ことで光を当て、見えるように手伝っていきます。そうなると、相手にとって見えないものが見える、気づかないことに気づけるようになり、結果としてこちらが教えていないけど教えたような形にすることができます。
アドバイスや教えるでもない、提案でもない。ただ相手の可能性を信じて「ほめちぎる」コミュニケーションを図るだけ。これができる診断士はなかなかいません。どうしても「相手の可能性を信じることができる」と言われても綺麗事のように感じてしまい、実践できる診断士は少ないです。それができる状態で診断士としての仕事を行えば、診断士としての差別化はもちろん、ブランドの強化もできます。そして、それができることが「診断士×ほめ達」の真髄です。
《今日のほめフレーズ》
さすがの質問(ご意見)です。ありがとうございます
今回は「ほめちぎる」の再定義をしていきました。
まさか診断士の双方向のコミュニケーション(伴走支援)にまで影響を与えるとは思いませんでしたね。この「診断士×ほめ達」の真髄の内容も、今はまだ暗闇の中でうっすらとしか見えませんが、徐々にスポットライトが当たってハッキリ見えるようになると思います。
それでは、今回もありがとうございました。