みなさん、こんにちは。
前回まで、「ポジティブ、楽しい、謙虚」の三大態度の次点として、「素直」をご紹介しました。
これが4位だとしたら、5位と6位も含めて「次点の三大態度」としたほうがキリがいいと思ったので、用意しました。
と言っても、新たなものではありません。
かつて出したものです。
今回はその残りの2つを見て、「次点の三大態度」といたします。
それでは、今回もよろしくお願いします。
三大態度の次点の三大態度
まずは結論から述べます。
「強気・自信」と「適当」と「素直」が三大態度の次点の三大態度です。
素直に関しては以前の記事で述べていますので、ここでは「強気・自信」と「適当」について見ていきます。
この2つは次回の記事にも続いていきますので、ここで確認しておこうと思います。
強気
強気の解釈・姿勢ですね。詳しくはこちらの記事に書いています。すでに出てきたものですが、僕もすっかり忘れていました(笑)
また、強気と自信はセットになっています。
自信については、こちらの記事をご覧ください。
強気の姿勢・解釈は自信とセットになると何倍も強くなります。
もちろん、「根拠なき自信」でもいいです。
この企業診断2025年9月号で僕が執筆した記事にある、診断士2次試験での「強気」も、根拠なき自信です(根拠をもって強気になれている人は上位数パーセントの受験生くらいです)。

しかし、根拠がある自信をもつと、自信も強気も大きくパワーアップします。診断士の場合、受験生ではありませんから「根拠なき自信」で止めざるを得ないことはないはずです。根拠をもった自信にすることで、強気も大きくなります。
ただし、大きくパワーアップしても暴走したら意味はありません。強気の解釈・姿勢、自信については、「謙虚」や「素直」とのバランスを取る必要があります。
例えば「これは間違い、俺の言うこれが正しい」というのは自信があるからこその強気の意見ですが、これだと謙虚ではありませんし、反対意見が出てきても素直には受け取れず言い争いになってしまいます。
そうではなく、「僕はこう思う」とか「私の意見はこれだけど、相手の意見も一理あるな」というスタンスでいくことが望ましいです。

精神的余裕があると、他人の価値観や意見を尊重しやすくなります
これは逆に言うと、他人の価値観や意見を受け容れられないなら精神的余裕がない(もしくはメンタルがまだまだ)ということです
適当
これは「適当力・最善主義」ですね。こちらもすでに取り扱っています。
完璧主義の人や真面目な人ほどこの「適当力・最善主義」による解釈ができません。例えば細かいところが気になってしまう人や、他人にダメ出しばかりしている人は、この「適当力・最善主義」のスキルが不足しています。
物事というものは、どこかで妥協する必要が必ず出てきます。
人命最優先の消防士や救命救急医ですら、どこかで妥協を求められます。多くの命を救うために目の前の命を犠牲にすることもあります。
悲しいことですが、妥協しないといけないのが現実です。
メインの三大態度と次点の三大態度の対応
実は、「ポジティブ、楽しい、謙虚」の三大態度と、次点の「強気・自信、適当、素直」の三大態度はリンクしています。
つまり、このようなリンクです。
ポジティブ、楽しい-強気・自信、適当
謙虚-素直
です。
言ってみれば、上の段のものは攻めの態度のイメージ、下の段のものは守りの態度のイメージです。
ポジティブで楽しい態度は、ある程度のマイナス要素は度外視しているものでもあります。その度外視は適当力あってのものですし、その適当な解釈で固定させるのは強気の姿勢や自信によるものです。
ただ、攻めの態度だけだと調子に乗ってしまい、謙虚さのない態度(上から目線の言動や相手を考慮しない言動)が出てしまうので、守りの態度として謙虚や素直があります。
逆に、守りの態度だけで攻めの態度がないと、単なる聴き上手、居心地の良い人で終わってしまい、他人から利用されやすくなってしまいます(詐欺師に引っかかる人も高齢者を除くと大抵はこのパターンです)。
今回は「ポジティブ、楽しい、謙虚」の三大態度に次ぐ三大態度を見ていきました。
繰り返しになりますが、「強気・自信」と「適当」と「素直」が三大態度の次点の三大態度です。
今回もありがとうございました。